現代科学では不可能な活きた原子を視る技法

 
最近また新しい顕微鏡を一台導入しました。もちろんずっと使っていた顕微鏡もメンテナンスに出して使っています。
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顕微鏡が出来てから、ミクロの世界に対する人々の認識は大きく変化し、たくさんの発見がありました。

現在は、各メーカーで顕微鏡写真コンテストも行われ、とても美しいミクロの世界を垣間見ることが出来ます。

ニコン

http://www.nikonsmallworld.com/galleries/photo

http://www.theatlantic.com/photo/2014/10/nikon-small-world-2014/100836/

オリンパス

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2876927/Life-close-larvae-flies-rat-brains-close-best-microscopic-shots-2014-revealed.html


うーん、どれも美しい。
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私の小さな頃の疑問は、顕微鏡の無い時代はどうやってミクロの世界を観ていたのだろうということ。
 

古代インドの聖典を見てみると、チャラカ・サンヒターには血液に感染するある種の寄生虫は、足がなく肉眼で見るには小さすぎるとか、スシュルタ・サンヒターにはある特定の病気についての病原体の存在が記されています。これらは、すべて古代、もちろん顕微鏡がない時代です
 

今日は古代から伝わる原子を視る技法の話です。

現在私たちが原子というと原子核を真ん中に丸く存在し、その周りに小さい電子が回っている土星のような図を思い浮かべます。 
Bohr Model

ケルヴィン卿として知られるイギリスの物理学者ウィリアム・トムソンは、1902年に原子構造モデルを発表しました。

彼の説によると、原子は大きな陽荷電球の球でその内部に小さな電子が動き回るという図を発表しています。トムソンは、物理学分野では600を超える論文を発表し、影響力の大きい存在でした。
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その発表後に、日本の物理学者である長岡半太郎氏が、現在私たちが目にしている原子核の周りに電子が回る土星タイプの模式図を発表しています。

しかし、謙虚な長岡氏はこの図について、

「自分の原子モデルは、数学的に求めた概念図であり、実存の原子の描写ではない。」と述べています。

おそらくすでに模式図と実際の原子とは異なるということを理解していたのでしょう。
 

その後に、アーネスト・ラザフォードの説も包括して、デンマークの物理学者であるニールス・ヘンリク・ダヴィド・ボーアが提唱した現在の有名な「ボーアの原子モデル」へと継承されました。
 

しかしながら、実際の活動する原子を通常の肉眼や機器で詳細に観察することは、いまだ最先端科学によっても出来ていません。

 

1800年代後半にアニー・ベサントとチャールズ・リードビーターは、専門家の指導の元でヨガ修行を行い、内的な知覚器官を発達させて極小のものを認識する「拡大透視力」を獲得し、その成果を記録に残しています。

 

この二人は1895年の時点で元素の内部構造も見て図解入りの本を作りました。

それが、「Occult Chemistry: Investigations by Clairvoyant Magnification into the Structure of the Atoms of the Periodic Table and Some Compounds」です。
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そこには水素からウラニウムにいたるまでの詳細な図が描かれているだけではなく、

当時まだ存在すら知られていなかったプロメチウムやアスタチン、プロトアクチニウムなどの元素やネオオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・プラチナなどの同位元素についても精密に「視て」記述されています

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さらに彼らは素粒子という概念が存在していない時代に、

クウォークなどの素粒子の構成を「視て」記述しています。
 

クウォークの概念を物理学で初めて提唱されたのは1964年のことですのではるか前のことになります。
 

驚くことに彼らはさらにクウォークを構成するもっと細かい粒子を見て、オメゴンOmegonと名づけています

  

この本の図版は、現在見られるモデル模型としての原子ではなく、実際に見た生きた原子の構造として描かれているのです。

 

また彼らはある元素を意志の力で別の元素に変換することができたと述べています。
 

彼らは、原子核が陽子と中性子から成ることを描写したのは中性子が発見されるよりも24年前でした
 

この「Occult Chemistry 」が出版されたのは、1908年、第二版が1919年、第三版が1951年のことです。

物質元素の透視は1895 から1933年まで行われました。
 

現在この本は、インターネット上において各種フォーマット形式で無料配布されています。
 

英国の素粒子物理学者スティーブン・M・フィリップ博士は、かれらの透視能力を科学的な観点から判断してその透視能力を認めています。


私たちも、近い将来自分の目で原子や素粒子が見えたら、素敵でしょうね。

このような能力を獲得する技法を述べたとても古い書も存在します。
私も読みました。
でも自然に獲得するように、自分を高める方がよいようです

このような能力を欲すること自体エゴ以外の何物でもありません。
もしかしたら、それを人のために役立てたいからという名目があるかもしれません。この名目も根底にはエゴと宇宙の叡智を無視した欲求があるのではないでしょうか。
 

これらの能力は修得するものではなく、心が静謐に満たされて無執着になった時に自然と身につくべきものであるとされています。

五感を超えた超知覚の発達は、心の集中を助けることにはなるものの、
これらの能力はヨガの道をすすむ上で身につく副産物のようなものであり、
サマディにとっては障害となることもあると、大師たちは注意を促しています。

禅においても、これらの能力の獲得を目的とすることは、大悟の妨げになると戒めています。
 

サクラの花も時期になれば綺麗に開花します。
それを冬に無理やり温室に入れて咲かせても、サクラの木自体にいいことは何もありません。

巷ではチャクラを開く方法や五感を越える特定のエネルギーポイントに関する技法など、様々な情報が出回っていますが、その背後にある最も大切なプロセスを無視して、無理に技法を推し進めることに弊害が生じる可能性は念頭において頂いた方がよいと思います。
 

自然に身についた能力は、エゴではなく、有用な使い方が可能となるといいます。

その時には、多くの大師たちが示しているように、人に知られず宇宙の摂理に沿ったまま人の役に立つことでしょう。


相変わらず時間が少なく、誤字脱字ご了承くださいませ。

ブログを始めてから、ブログウォッチャーの友人に、ブログは簡潔に短く書くのがコツと指導されながらも、またまた長くなってしまいました。

次回から簡潔に。

今日もありがとうございます。
 
参考文献「臨床家のためのホメオパシーノート」森井啓二著 Nanaブックス 

アニー・ベサントとチャールズ・リードビーターの本
Besant, Annie,WoodLeadbeater, Charles WebsteCuruppumullage Jinarajadasa Occult Chemistry: Investigations by Clairvoyant Magnification into the Structure of Atoms of the Periodic Table and of Some Compounds. Theosophical Publishing House.

Besant, Annie,Wood,Thought Power, Its Control and Culture., Theosophical Publishing House.

Leadbeater, Charles Webster. The Chakras. Theosophical Publishing House

Leadbeater, Charles Webste,The Innner Life. Theosophical Publishing House

Leadbeater, Charles Webste, Man Visible and Invisible. Theosophical Publishing House.

Phillips, Stephen M.. Extral-sensory Perception of Quarks. Theosophical Publishing House.



 


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