心身の周期

宇宙には無数の星が存在し、そのすべてに正確な軌道や周期が存在します。
各々の周期リズムを持ちながら、すべてが完全に調和しています。 
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星の面白い周期をもつ例として、
ペルセウス座β星のアルゴル星があります。
アルゴル星は、食変光星といって、
2日と20時間48分29秒の周期で星の明るさが規則正しく変化します。
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そして私たち生き物にも、さまざまな周期リズムが存在します。

生物の一日の活動には、日周リズムがあります。
 
通常一日の活動パターンは、ほぼ決まっていて、これは健康とも大きく関連しています。
人は、朝起きて夜に眠る昼行性です。
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犬も人と生活を共にしているので、基本的に昼行性になっています。
ただ、オオカミは夜行性、または明け方と夕方に活動期を持つ薄明薄暮性であるために、
犬も本能的にはオオカミと類似の日周リズムを持っている可能性もあります。
猫は、薄明薄暮性です。
これは、獲物を獲る時間帯と関係しているかもしれません。


この日周リズムの元となっているのは体内リズムです。
この体内リズムは、
サーカディアン・リズムとか概日リズムと呼ばれています。
概日リズムは、おおよそ24時間11分周期のリズムを持つ生理現象で、
動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在しています。
 
 
概日リズムは、種によっても、個体によっても、この時間は、少しずつ異なります。
太陽の周期の一日24時間とは、多少のズレがありますが、
これは太陽光によって生体内が補正されています。
朝日を浴びることは、いろいろな面で大切なのです。


哺乳類におけるリズムは、視床下部の視交叉上核が支配していて、
光や温度などの外的情報を取り入れて、松果体へ情報が送られます。
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松果体ではこの情報に応答して、睡眠を促す作用のあるメラトニンを分泌します。
 
一般的に人の場合、
メラトニン分泌は夜間に高く
昼間に低くなるのですが、
夜間に分泌されるメラトニンの量は、加齢とともに減少します。
 
そのため高齢になると、
不眠や睡眠リズムの変化、昼夜逆転などが起こりやすくなります。

 
昼夜逆転の治療の一環として、朝日を浴びるのは、
概日リズムを補正させるためなのです。


また個体によって、
毎日特定の時間になると、体調が悪いとか、眠くなる、
ある時間になると膝が痛い、などの症状があります。
 
 
ホメオパシーでは、
同じ病気でも、個人の胎内リズムに応じて使う薬草がすべて異なります。
例えば
夜の手足の痛みでは、午後6時、午後9時、就寝時などで細かく薬の使い分けをします。
実際にこれらの周期が強い程、明確な治療効果が得られます。
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図の中の数字は、各時間帯に適合するホメオパシー薬の種類数。
通常医薬品では時間リズムに合わせた薬は無い


また、
体内に住む細菌叢は、
生体の概日リズムに大きく関与しています。
哺乳類の場合には、腸内細菌叢と生体の概日リズムの関係が研究されています。
ダンゴイカでは、
身体を光らせる発光バクテリアが、ダンゴイカの睡眠と目覚めに関する概日リズムが関連していることも判明しています。





概日リズムの他にも、
私たちは、さまざまな周期と共に生きています。
 
気圧と関節の痛み、月の満ち欠けと癲癇発作や感情の変化などにも表れている通り、
身体と意識の周期は地球や天体のリズムと密接に繋がっているのです。
私たちは地球という生命体の内側で共生しています。
それは人の体内の細胞が身体に作用しているように、
私たちはより大きな地球体と相互作用し合っています。

私たちの心身には、地球の四季のように周期が存在します。
血液の周期、
骨の周期、
意識の周期

など・・。
内側では停滞することなく、
常に無数の死と再生を繰り返した創造が続いています。
心身の創造は自分自身の魂と心で「計画した通り」に行われます。

肉体の細胞は各組織の周期によって常に新しい組織に入れ替わりながら、一つの生体を維持していることは誰もが知っていること。
自我も同様に常に少しずつ死んで新しく生まれ変わっています。
だから心の方向性に応じて、自我はコントロールできるのです。



すべての周期が永遠に一定なのではなく、揺らぎを持つ生きた周期を持っています。
 
金星の自転周期がこの16年で6.5分も遅くなりました。
 
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私たちの周期も機械のように一定ではなく、生きた周期です。


私たちの心身も、宇宙そのもの。

身体と意識にも日の出や日の入りがあります。体は常に変化しています。
毎日自分の心身を内観し、自分のリズムを味わってみましょう。

心身の微細な変化を意識して内観してみることは、
自分を内面から整え、調和をとる上でとても役に立つことがわかるでしょう。


今日もありがとうございます。

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