私たちは誰でも、仲間を欲しがります。
それは動物も同じこと。


今日は、「もしかしたら」、世界一孤独なクジラのお話です。

こんな記事があります。
「世界一孤独なクジラを探して」
海洋学者は、他のクジラとは異なる周波数の歌を20年以上歌い続けているクジラを追っています。
この周波数では、他のクジラとコミニュケーションがとれていない可能性があり、
世界一孤独なクジラなのではないかと推測されています。


52MailOnline
 
クジラは広い海の中で、お互いに音(歌)でコミニュケーションをとっています。
クジラたちは、一定の周波数の音を発することで、誰がどこにいるかを把握し、会話をし、パートナーも見つけます。
こんなかんじで楽しく会話するのでしょう。
38Tony Wu/НОВОСТИ В ФОТОГРАФИЯХ
楽しそう。
124Eric Cheng/НОВОСТИ В ФОТОГРАФИЯХ



Endangered Species Research誌の報告によると、現在、クジラの歌の周波数が毎年数分の一ヘルツずつ低くなってきていることがわかっていますが、
その原因は解明されていません。
通常のナガスクジラ、シロナガスクジラは人の耳では聴こえない17-18 ヘルツの音を使います。
人には聞こえない波長です。
kacyou


今回の孤独な?クジラは、
1989年にウィリアム・ワトキンス氏が水中聴音器によって
通常のクジラたちが使う周波数ではない高めの周波数52ヘルツの音を発見したのが最初です。
その後1992年に米国海軍でも確認されました。
現在もウッズホール海洋研究所などで追跡調査がなされています。


このクジラの歌はいまだに確認されていますが、
このクジラの姿を見た人はまだ誰もいないのです。
それでも存在することが分かっているのは、この52ヘルツの音を出し続けているからです。

 この音を発信するクジラは、52ヘルツの周波数で歌っていることから「52」と名付けられました。
もう20年以上もの間、この周波数を出し続けているのに、仲間からの応答はないようです。

一般に使う周波数の音を使わずに、
この「52」だけが52Hzの周波数で歌っているために、
他のクジラが認識できずに

仲間とも伴侶とも他の誰とも決してつながりを得ることができない孤独な存在なのではと考えられています。

また、このクジラの回遊するルートも、他のクジラたちが使うルートとまったく異なるようです。
ksj

映画制作者のジョシュ・ゼマン氏は、太平洋でこのクジラを見つける探査プロジェクトを計画し、
資金調達サイト「キックスターター」で資金集めに着手しました。

もしも、52を発見できれば音声検知装置付きの識別タグを取り付けて、
「52」の歌をさらに詳しく調査研究する計画です。
また、
ゼマン氏はドキュメンタリー映画の制作も予定しているとのことです。




さて、
ここで美しいクジラの歌を映像化したものを見てみましょう。

音響エンジニアのマーク・フィッシャーさんがクジラやイルカたちの声を映像化したものです。

まずはザトウクジラの歌。

00347a4b03aScience Photo Library/AguaSonic Acoustics

これはミンククジラの歌。
00347a50502Science Photo Library/AguaSonic Acoustics

こちらもミンククジラの歌。
003478b2c23Science Photo Library/AguaSonic Acoustics

こちらはセイヨウマダライルカの歌
00347893c6bScience Photo Library/AguaSonic Acoustics

オキゴンドウの歌
00347e6288bScience Photo Library/AguaSonic Acoustics

これはハナジロカマイルカの歌
003472d0c1bScience Photo Library/AguaSonic Acoustics

なんて美しいのでしょう。

海にはいろいろな音があります。
この動画には5つの謎の音が収録されています。
そのうちの最後のひとつが「52」です。

 
また、BLOOPと呼ばれている謎の音があります。
海の中から聞こえるクジラよりもさらに低周波の音で、
クジラよりもさらに音量が大きく、5000km離れた場所からも聴くことが出来ます。
音の分析では生物が発する音のような性質を持つのですが、
もし生物だとするとシロナガスクジラよりもはるかに巨大生物になってしまいます。
現在では、氷山の音ではないかとも推測されていますが、解明されていません。
bloop

結局は謎のままです。


最後にTEDトークを見てみましょう。
ウッズホール海洋研究所のピーター・タイヤック氏が海に隠された秘密「海中の音」について語ります。
日本語字幕もあります。
画像をクリックすると始まります。
ted2626

話は戻りますが、
このクジラ「52」は、本当に孤独なのでしょうか?

でも 
孤独か孤独でないかは、自分の心が決めること。

私も仕事以外の時は、真夜中から誰も来ない山奥に籠ってしまいます。
一人ぼっちですが、野生動物たちや精霊たち、
自然に囲まれているので全く孤独感はありません。
むしろ心がとても豊かに、拡がっていくのを感じることが出来ます。

現代社会の「友達や恋人がいないと寂しい」とか「結婚しないと負け犬」だとかは、
自分自身の心が静謐に満たされていれば

単なる妄想にしかすぎないことがよくわかります。


原始仏典アヌルッダ経マハー プリサ ヴィタッカに、
「仏の道は、遠離を喜ぶ人のものであり、衆会を楽しむ人のものではない。」
とあります。
つまり、
「悟りのための霊性進化の道にある者は、

自分の内面への探求に喜びを見い出す人のものであり、
友人たちとの集会を楽しむだけのことがないように。」

これは人との集会がいけないわけではなく、
友人に依存することのないように、そして
人と接する時間をとるように自分の内面の時間もとりなさい、
ということです。

一人、自分の内面に入ることは、全然孤独ではなく、
むしろ、
心豊かになる方法の一つなのです。



 
「把手共行」という禅語があります。
私たちは、どんな時でも、一人ではなく、
いつも自分のハートに宿る仏様と共に歩んでいる
そして自分のハートの中で、すべての存在とも繋がっています。
一人に見えても、いつもどこでも一緒。


もし愛する人がいるならば、
その人とは離れている時でも、
心と心は強く繋がっています。
そして
それと同じように

私たちは、すべての存在と繋がっています。

それを実感するには、
自分自身のハートを愛で満たすことが大切なのです。

ハートが愛で満たされれば、
人と共にいる時間は、より有意義なものとなり、
一人でいる時間は、孤独感はすっかり消え去っているはずです。


今日もありがとうございます。

 
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