ネコヤナギの花穂が綺麗になってきました。
この植物は、早春に花が咲くため、
春を告げる植物としてよく知られています。
近所に綺麗な花穂があったので、
写真を撮ってきました。
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 この花穂は、葉よりも先に出てくるので、とても目立ちます。
このモフモフした形が、猫の尻尾のようなので、
ネコヤナギと呼ばれるようになったそうです。

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朝日の中で見るネコヤナギは、キラキラ光って、とても綺麗です。

雌雄異株です。
銀白色の花穂は、雄花のほうが花穂がやや大きいようです。
枝はしなやかで、

切り取った枝を、水につけておくと根がでてくるほど強い植物です。

学名は、Salix gracilistyla ヤナギ科です。
紀元前より、ヤナギ科の植物の樹皮や葉に、抗炎症作用があることが、知られていました。
サリシンという成分が鎮痛作用が多く含まれているのです。
古代エジプトでは、傷や熱に対して柳の枝を煎じたものを処方した記録が残されています。
ギリシア時代には、セイヨウシロヤナギ(Salix alba)の葉の煎じ薬は痛風に著効があると記録されています。
何世紀もの間、痛風、リウマチ、神経痛、歯痛、耳痛あるいは分娩痛などの痛み止めとして、
数種のヤナギの葉や樹皮の煎じ薬が使われてきました。
これを基にして作られた薬が、アスピリンです。


ヤナギと言えば
柳緑花紅(りゅうりょくかこう)という言葉を思い出します。
(やなぎみどり、はなくれない)とも読みます。
柳の葉は緑、花は紅色に咲く
自然のまま、ありのままで在ることの喩えです。

何も飾らず、
無理もせず、
他人と比較する必要もない
ありのまま。

ありのままの自分でいる時、心は拡がっていきます。
自由に感じ、欲は落ちていき
大空の広さ、花の美しさ、星々の輝き、そよ風が運ぶ香り ・・・すべてのものに美と喜びを感じます。


今日もありがとうございます。


 
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