これは生後1日目のチワワの赤ちゃんたちとお母さん。
幸せそうですね。

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かわいい。

こちらは、生まれたてのミニダックスの赤ちゃん。

ヨークシャテリア仔犬 001

なんてかわいいんでしょう。
ヨークシャテリア仔犬 004

一般的に生後1ヶ月までは、または生後2週目までを、新生仔といいます。
この時期は、あらゆる器官の発達、特に神経系の発達が目覚ましい時期なので、
母犬によるケアがとても大切です。

新生仔の発達段階は、三つにわけて考えます。
第一段階 生後0-24時間
第二段階 生後1-14日
第三段階 生後15-28日


第一段階 生後0-24時間
まず生まれた直後から1時間の間に、心臓・呼吸システムの安定化がなされます。
心臓は、子宮内の胎児循環系から成犬循環系へと大転換していきます。
体温は、出生直後は子宮と同じ39℃ですが、
生まれて数分のうちに、35.5℃まで下降します。
子宮の中にいた時と、子宮から外界へ出た時ではシステムが大きく変わるからです。
さらに、1-24時間で、体内での様々な生体適応が行われます。

第二段階 生後1-14日
第一段階で、生存に対する適応が出来ると、つぎに各器官の急速な発達が起こります。
特に、神経系は急速に発達します。
頭や頸部も安定し、前脚の支持反射も始まります。
生後6日目からは、かなり這い回れるようになります。
造血系も昨日を開始し、
消化器系、腎臓系も発達します。
身体が安定すると、眼と耳などの感覚器官が機能を始めます。
一般的に目が開くのは、生後10-16日目です。
耳道が開くのは、生後12-23日目です。

第三段階 生後15-28日

体の基本的な発達が出来ると、体温も安定期に入ります。
排便・排尿のコントロールも生後三週目後半から始まります。

そして、
生後4週目からは、将来に大きく影響する大切な社会化期が始まります。

この赤ちゃんから幼児の時期に母親と一緒にいることはとても大切なのです。
脳には扁桃体という部分があります。

明日はこの扁桃体がいかに犬の一生に影響するかのお話もしましょう。


今日もありがとうございます。

 
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