この記事、覚えている人も多いと思います。
湖の中に浮かぶ長髪の男性と老犬シュープの姿。



  scopYahooNews

このワンちゃん、シュープは当時19歳。
重度の関節炎に罹り 横たわるのでさえ激痛で、
睡眠も充分にとれていない状態。
そんなシュープのために飼い主のジョンは毎日自宅から1.5キロ離れたこのスペリオル湖に通い
時間が許す限り抱えて一緒に湖の中へ。
湖の中では、浮力により体に負担がかからず、苦痛は軽減するのです。

このおかげで、シュープは眠ることができたのでした。

その後まもなく、シュープは20歳の時に永眠。

その後、
今年2月23日になって、
新しいワンちゃん「ベア」を迎えました。

bear2

本当に素敵なこと。

このお話は全米を感動に巻き込んだと報道されていますが、
身近にもこのような話はたくさんあります。


当院でも、多くの飼い主さんが
最愛の犬や猫を一生懸命に看護して
天国へのお迎えまで、最善を尽くし、
旅立っていった後で
これ以上ないほどの悲しみを経験し、

しばらく経ってから、
また新しい相棒を抱えて、
満面の笑顔で
やってきてくれます。

皆さんよく言うことは、
「生きている間に出来る限りの愛を注いだんです。だから悔いはない。天国でも幸せなはずです。」



人と動物の間には、真の愛、無償の愛がよく見られます。
その一方で
人と人はどうでしょうか?

「あなたが愛してくれるから、私も愛する。」
という条件付きのパターンがとても多いような気がします。
このような関係では、
相手が自分の意に反する行為をした時、
相手が他の異性に心を寄せてしまった時、
驚く程簡単に、
愛が憎しみに変わります。


条件付きの愛って、愛なのでしょうか?

それは、無償の愛を学ぶためのステップ。

相手のいい所と同じくらい、
相手の悪い所もすべて受け入れて、
何があっても
何をされても愛する。
本当に心の底から信頼できる関係

そのような関係を、私たちは身近な動物たちから学んでいます。

動物を飼う人たちは、
たとえ
咬まれても、
床におしっこされても、
自分の犬が飼い主以外に他の犬を好きになっても、
病気になっても、
自分と共にいる動物を無条件に愛し続けます。

何があっても、変わらずに愛し続ける。

本当は人と人の愛もこうあるべきなのでしょう。

私たちは、知らず知らずのうちに、真の愛を動物たちから学んでいるのです。
動物たちは、私たちの自我を消すことを教えてくれています。

そして、どんどん素敵になっていく。


本当に愛情深い素敵な人たちは世の中にたくさんいます。
こういう真の愛が増えれば、世界はさらに明るくなりますね。


今日もありがとうございます。



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