昨日は地球上最後の巨象だったサタオの運命について書きました。

今日はゾウの牙の話です。

ケニアのナイロビ国立公園で、
世界野生生物の日とアフリカ環境デーに合わせて、
密猟品として押収された
約15トンの象牙が焼却処分されました。

今回の焼却処分はアフリカ大陸では過去最大規模。
闇市場で推定価格約36億円相当の象牙。


で、15トンって、どのくらいなのでしょう?
これだけのゾウの命が犠牲になった重さです↓

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これだけのゾウの命が・・・。

先日の香港では、その2倍の29.6トンを焼却。

 hongkong12CapitalNews


他の国も次々と象牙を焼却

これ、密猟者へのみせしめ儀式だそうですが、
もったいないと思うのは私だけでしょうか?
昨日もお伝えした通り、
もう大きな牙を持つゾウは地球上には存在しません。



大麻の焼却などはまだ再生産可能ですが、
象牙は二度と戻ってこないのです。

taima出典:Huffington Post日本版




個人的には、押収した貴重な象牙を厳重に保管できるような場所を作り
永久保存すべきではないかと思います。
密猟という野蛮な行為に対する、未来の世代の教育にも使えます。

そして、
ゾウはまだ地球上にいますが、昨年大きな象牙をもつ系統は、
すでに絶滅してしまったのです。

保管していれば、そのDNAから、いつの日か復活できるのではないでしょうか。


象牙を買ってはいけません。
ニューヨークでは、ほんの数か月前まで普通に店頭で象牙商品が販売されていました。
今ではすべて禁止です。
日本では、驚くことに、まだ普通に売られているのです。
そして、ケニアの元野生動物保護局長によると、象牙の90%は印鑑に加工され
その最大需要は日本であったと述べています。




現在日本国内で取引されている象牙は、環境大臣と経済産業大臣認定の「合法シール」がついている場合が多いようです。
zouge環境省・経済産業省/特定国際種に関する届け出絵の手引きより

標章があるからといって、購入していいのでしょうか?
大きな組織がお墨付きを与えれば、何をしてもいいのでしょうか。



ちなみに、
新潟県産のコシヒカリ
その4割がニセモノです。
さらに魚沼産のニセモノの確率はさらに多いと言う話を聞きました。

koshihikariIRORIO


ニュージーランドのお土産の定番マヌカハニーは
生産量と流通量から80%がニセモノということが判明しています。
立派なラベルがあっても、ニセモノかもしれません。


manukaWakeUpWorld


オリーブオイルの約半分はニセモノという報告もあります。

oliveoilNaturalNews






「天地与我同根  万物与我一体」
この世に存在するものは、すべて一体。
ゾウの命も、私たちの命も、一つの大きな命。

こういった思いをいつでも持っていると、
本当に世界がとても大切なものに見えてきます。



よく外国人が変な日本語のTシャツを来ていたり、
変な言葉を刺青していますが、
もっと、いい言葉を教えてあげたいですね。

この男性が来ているのは、
「私は佐藤ではありません」
これより
「天地与我同根  万物与我一体」
でもいいし
「象牙を買ってはいけません」
でもいいです。

tt151


今日もありがとうございます。
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