渡り鳥は世界中を飛び回ります。
ツバメ 008


地中海の島国キプロスで昨秋、
200万羽を超える渡り鳥が、
食用目的で違法に殺されたことを、
鳥類保護NGO団体「バードライフ・キプロス(Birdlife Cyprus)」が発表しました。

  cyprus1AFP News

昨年9~10月の調査では、
かすみ網の数は前年に比べ約2倍に増加し、
違法捕獲数は劇的に増加していることがわかりました。

キプロスの狩猟野生鳥獣保護当局では、
野鳥の違法取引は年間約1500万ユーロ(約19億7000万円)相当の規模に上ります。
違法狩猟者は3年以内の禁錮刑と最高1万7000ユーロ(約220万円)の罰金ですが、
実際に科される例はまれのようです。

キプロスで違法捕獲される鳥の中には、
絶滅危惧種や保護が必要とされている約60種類の鳥類も含まれています。
はるばる海を渡って、遠くからやってくる鳥たち。

ヨーロッパ全体では、鳥類の数は激減しており、
このたった30年間で、
4億2100万羽も減少したとの研究報告がありました。


birdseuro5YahooNews
euro6Journal of Ecology Letters/Volume18 

しかも人に身近な小さな鳥の現象が目立ちます。

birdeuro2 Journal of Ecology Letters/Volume18

米国の調査では、窓ガラスに激突して亡くなる鳥だけで、
一年間で最大10億羽とも推測されています。
高層ビルの窓に激突する鳥少なく(1%)、大部分(99%)は低いビルや民家だそうです。


birds5The Auk: Ornithological Advances

米国の調査では、鳥の事故死の死因一位は、猫による捕食で、
年間約14億~37億羽と推定されています。

bird44 Nature Communications. 29 Jan 2013



米国では農務省が積極的に野鳥を殺していく「バイバイブラックバード作戦」も行われたり、


blackbirdsNaturalNews


空港周辺の鳥を飛行機の運航の邪魔として無意味に駆除することも行われています。

birds32AFP News

鳥の糞が汚いからというだけの理由でいまだに政府が大量に毒を撒き、
大量虐殺が普通に行われています。

birds245 HuffinghtonPost



そして毎日報道される原因不明の鳥の大量死。
日本ではあまり報道されませんね。
こうして知らないうちに鳥が地上から消えていきます。

birds CCTV.com


他にもこのような例は、とてもここに書ききれない程、数多く報告されています。




ご存じの通り、日本でも身近な鳥、スズメが激減しています。
スズメの個体数は、
このたったの20年で約6割も減り
このたった50年で推定約9割の激減です。

昔は、スズメの声で朝起きたのに・・。

これはただ単に営巣場所や餌の現象だけでは、説明できない問題です。

農家では、稲などを食べるため、「害鳥」扱いされていますが、
実は、作物につく害虫をたくさん食べてくれる役に立つ鳥なのです。
害虫を食べてくれる分、お礼に少しばかりの稲をあげるというのは、ダメなのでしょうか。


1982年には約300万羽駆除されていますが、その後減少の一途をたどっています。


suzume2 日本鳥学会誌58(2): 161–170



スズメが減っているのは、人間にとっても良くない環境変化が進んでいる証拠です。
鳥がテーマだけに報道が多過ぎて、
とりとめのない文章になってきました。

私たちの鳥に対する意識は、とても高いものではありません。
多くの人は無関心だし、
密猟者たちとも話をしたことがありますが、全く罪悪感が無いようでした。



故事に
「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」
という言葉があります。
窮地に追い込まれた鳥が助けを求めて懐に飛び込んでくれば、鳥を撃つ仕事の猟師であっても、殺したりはしないということで、
助けを求める者に対しては、理由を問わず助ける。という意味があります。

今は、世界中の鳥たちは本当に存続の危機です。
今、助けられるのは、私たちしかいないのです。


オランウータンだって、助けています。
 Youtube
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クマさんも
 Youtube




以前、徹夜で治療看病して、セキセイインコのぴーちゃんを治療したことがあります。
飼い主さんは、ご自分の鳥ぴーちゃんが回復したのを大喜びして、
御礼に、
「スタッフの皆様で食べてください。」と

100本もの焼き鳥を持ってきてくれたことがありました。




もう少し、鳥のように大きく広く視野を拡げて、鳥について考えてみましょう。

鳥の減少、鳥の大量死は、
炭坑のカナリアと同じ、
私たちの運命そのものの象徴です。


鳥に対して意識を向けることは
私たち自身に対して意識を向けること


鳥を助けることは、
私たち自身を助けること。



「現在直面している多くの問題は、神ではなく、人間が作り出したものです。
自分たちで解決するしかありません。
そのために行動を起こして下さい。
行動は何よりも大切です。」
ダライ・ラマ十四世



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