この写真
アシカの子供です。
ガリガリに痩せています。

sea_lion_pup_2015_noaa_jim_milbury_16x9NOAA

今年に入ってから、カリフォルニアで驚く程たくさんのアシカの子供たちが飢餓状態に陥り、
次々と海岸で倒れているのです。


sealion2The NewYorkTimes

例年の1月だと20-40頭ほどのアシアの子供が保護されますが、
今年は、1月で250頭を越え、
さらに
1月から3月中旬までで、すでに1800頭を超えてしまいました。

この異変は、2013年から突然始まりました。
その時のグラフがこれです。
北米西海岸のカリフォルニア州南部各地の
2008年から2013年3月までの座礁したアシカの数です。
紫色のバーは2013年のもので、しかもたったの3ヶ月で突出した数になっています。



csl_strandings_graph

さらに今年は、今までないほどのアシカの子供たちが飢餓状態になっています。
その多くは、衰弱し、肺炎に罹り、腸内には多数の寄生虫感染が見られます。

そして、その原因はまだ解明されていません。


SeaWorld San Diegoでは、今年すでに570頭も救出した他
カリフォルニア救出センターなどに2万5千ドルもの寄付金を出しています。


Pacific Marine Mammal Ceter(太平洋海洋動物センター)では、
保護治療中のアシカの子供たちの写真が閲覧できます。

sealion25Pacific Marine Mammal Ceter




5年前には、西海岸のアシカの癌の急増も話題になりました。
この時の原因も不明のまま。

05sfsealion_CA0-popupThe NewYorkTimes


その頃には北米西海岸一帯のヒトデの大量死も話題になりました。



最近は、オルカの赤ちゃんの死亡率が100%になったのと報告も。
記事では、福島原発の汚染水の影響の可能性にも言及していますが、
いまだ原因は不明です。

orca22NaturalNews

オルカの行動にも変化が出ています。

orca24KOMO News.com

まだまだ数えきれない程の異変の報告が連日報道されています。
とはいっても、何故か日本ではあまり報道されません。
が、
海で大きな異変が起きているのは確かなこと。

そしてそれは、
海だけの問題ではありません。
私たちの異変そのもののを表しています。

冒頭のガリガリに痩せたアシカの子供の写真、それは私たち自身の姿でもあります。

私たちは、便利な文明と引き換えに何を犠牲にしてしまったのでしょうか?
そして何をすればいいのでしょう。

その答えは、各々の中にすでにあるはずです。

bunmeikaSunGazing


私たちは、世界遺産や神社仏閣などの神聖な場所では、
汚すことなく、とても綺麗に扱っています。

でも
そもそも
地球のすべての場所は、神聖な場所、地球遺産です。


神社仏閣に行くと、手や口を清める場所があります。
それは、手を清める行為を通して、
心を清めているのです。
汚れを落とすのは、まず「心」から始める必要があるからです。


私たち全員が自分のいる場所に敬意を払い、
綺麗に保てば、
地球全体が美しくなるでしょう。

今日もありがとうございます。

 
人気ブログランキングへ