ハルシオンがたくさん咲いています。

花が綺麗な割に、
雑草扱いされている植物です。

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でも大正時代には、北米からわざわざ輸入した貴重な園芸植物だったのです。


写真は、当院の犬ロイスくんとハルシオンの咲き乱れる草原。

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こちらは当院の18歳のピッパちゃん
このお年で2000m近い山を単独登頂しています。
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この花は、さまざまな昆虫にも人気があります。


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ハナムグリにも大人気の花です。
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もちろん蝶々たちにも人気。
人も、この花の蕾は、
さっと湯通ししてサラダで食べられます。
一年中食べられますが、春物が美味しいとされています。

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この綺麗なキク科の花ハルシオンは、
どこにでも生えることから、
花屋さんでの商品価値は無くなり、
「貧乏草」というあだ名までつけられてしまいました。

そして、自由気ままにどこにでも花を咲かせることから、
お百姓さんの怒りを買い、
除草剤で除草される対象にまでなってしまいました。

ところが、
ハルシオンは、当時の園芸種の常識を覆し、
除草剤に対しても丈夫な変異株が現れて、
いまだに各地で美しく咲きつづける、
代表的な春の花の一つになったのです。



ハルシオンの名は、
春に咲くシオンという意味で、名付けられました。
でもシオンとはかなり違うように思います。
次の写真はシオンの葉ですが、大きさもシオンはかなり大きいです。

1IMG_6871シオン


ハルシオンも、日本に初めて輸入した当初は、
貴重で高価だったことでしょう。
ところが、
丈夫でどこにでも自由気ままに花を咲かせることが出来るため、
商品価値は無くなっていきました。





「名利共休」(名利共に休ず)

これは、茶聖として有名な千利休の名の由来にもなった言葉です。

名利とは、名聞利養の略です。
名聞とは名誉が世間に認められること、
利養とは利益を追い求めること。

その名誉とお金儲けの欲望から離れて生きる。
そこに本当の心の自由があります。

ハルシオンも、輸入当初の名誉と価値を捨てて
野で自由に花開いています。

そして、
千利休が自由すぎたために秀吉に切腹を命ぜられたように、

ハルシオンも自由に花を咲かせたため、除草剤で殲滅されそうになった花です。

利休の心は、日本中に拡がり、人々の心に花を咲かせています。
ハルシオンも、除草剤にもめげずに、全国で花をさかせています。


人間は、何でも金銭的な価値で、物の価値を決めようとします。
でも利休は、そんな欲望中心の生き方から離れて、
平和な心と純粋な目で
真の価値を見い出したのでしょう。


ハルシオンの花の蜜も、人間には金銭的な価値がなくても、
虫たちには絶大な人気があります。

虫たちは、無駄な欲望は無く、
純粋な目ですべての対象を正しく評価することが出来るのでしょう。


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