今日はまた私のお友達のご紹介です。
イワヒバリちゃんたち

前回は、イワツバメちゃんたちをご紹介しました。


イワちゃんたちは、
春から秋にかけて、いつも傍らに来てくれます。


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人に対する警戒心はあまりなく、
慣れてくると近くに寄ってきます。

イワヒバリたちには、グループごとに縄張りがあり、
何度も同じ場所に来る人を覚えていて
通うごとに近づいてきてくれるようになります。
手の届く範囲にまで接近してきます。
警戒心が強いスズメなどの鳥では有り得ないことです。

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長野県の乗鞍岳のように車で標高の高い場所まで行ける山では、観光客の近くにもいるそうです。

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オスメス同じ色なので、区別がわかりません。

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数羽の集団で近寄ってくることもあります。
ほとんどの鳥では、オスメス一羽ずつのつがいになりますが、
イワヒバリは集団が好きなようです。
交尾も群れの中で相手を代えて行うそうです。

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イワヒバリと言うだけあって、岩場が一番似合います。

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山で繁殖を行い、7月下旬から雛が独り立ちをすると、
秋には、標高の低い場所へと移動します。

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現在世界的にこのような小さな野鳥が激減しています。

ヨーロッパの野鳥の三分の一は存続の危機というニュースや


bird344The Guardian

 ヨーロッパの野鳥の五分の一が絶滅に瀕しているなど、
多くの研究報告が相次いで公表されるようになりました。
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これはもちろんヨーロッパの問題だけではなく、世界中で報告があります。

世界的に鳥類が減っている。

「炭坑のカナリア」
昔は炭坑の中に籠に入れたカナリアを連れて行ったそうです。
炭坑内で有毒ガスが発生すると、真っ先にカナリアに異変が出るので、
それを指標にして、外に避難するのだそうです。

カナリアが環境の異変を察知する生きた警報機の役割だったのです。

現在は、鳥類全体が、地球の環境の異変を察知する警報機になっています。
そして、すでに
多くの鳥たちが警報を鳴らし続けています。



世界各地の空では、空気汚染が日常化し、
世界中に拡散されていきます。


英国
1200x-1Bloomberg


インド

31-Indiapollution-Indiaink-blog480 - コピーTheNewYorkTimes/Manish Swarup/Associated Press

中国

21SINO-HARBIN01-tmagArticleTheNewYorkTimes

さらに大気汚染で日の出が見れなくなった中国で、日の出のディスプレイ
article-2540955-1AB96BA200000578-505_964x643MailOnline/ChinaFotoPress

こんな空気では、鳥たちは健康に空を飛ぶことは不可能です。
当然人間にも有害です。



地球の空気には、国境はありません。
地球にいる以上、私たちは空気を共有し、同じ空気を吸っています。

人は、体重50kgの人の場合、
一回に500mlとして、呼吸数は28,800回。
一人の人が、
たった一日で、
14,400リットルもの空気を呼吸に利用しています。



今の鳥類の減少は、「炭坑のカナリア」と同じこと。
でも、
今回は地球規模。

炭坑と違って、避難する場所はありません。


今からでも空気を綺麗にするために、
私たちがひとりひとり出来ることはたくさんあります。

1IMG_9243 - コピー

こちらもご参照ください。
たった一人で森を創った人たちの物語。

絶滅寸前から復活したハクトウワシとあっという間に絶滅したリョコウバト

鳥たちの違法捕獲と合法虐殺

今日もありがとうございます
 
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