米国ワシントン州にまた新しく出来た動物に優しい、動物たちのための橋です。

 wsf1Flickr/Washington State Dept of Transportation

動物は、こういった道路で生活空間を遮断されてしまいます。
無理に渡れば、高速で移動する車と衝突する危険性もあります。
そのため、
道路の上に動物専用の橋を作ったり、道路の下に動物専用のトンネルを作ります。

もともと野生動物の生活圏を、道路が分断してしまっていることに問題があります。

世界各地では、とても多くの野生動物たちが犠牲になっています。
たとえば、カナダではムースだけでも年間50,000頭が交通事故で亡くなっています。

musu1CBC News

英国では、年間7万4000頭の野生シカが交通事故の犠牲になっています。
もちろん日本でも。
交通事故死は、とても多いのです。
都会では猫が相当な数亡くなっています。

生息数の貴重な動物たちでさえ犠牲になります。
例えば、環境省が定める絶滅危惧IA類(CR)のヤンバルクイナも多数亡くなっています。
(このグラフだと交通事故が年々増えているように見えますが、報告が増えているためのようです。)
yanbaru環境省




こうした対策の一つが動物専用の橋です。


wsf2Flickr/Washington State Dept of Transportation

日本でもこの取り組みは始まっており、シカなどの動物からヤマネなどの小動物用の橋まであります。

世界各地にも動物用の橋は、次々と作られ始めています。

ドイツでは、人が動物用の橋を渡ると、罰金刑になるそうです。


これは、オランダ。

3bc3132c731f6a2c1dReddit/SenseiCAY

米国ニュージャージー
i-78-new-jersey-animal-bridge-wildlife-crossing-overpassDougKerr/Wikipedia

米国モンタナ
montana-usa-animal-bridge-The World Geography

ドイツ
b38-birkenau-germany-animal-h4m on Reddit

カナダ
banff-national-park-alberta-animal-Izismile

ケニヤでは、ゾウが大きいので道路の下を通ります。
wildlife-crossings-8[3]AmusingPlanet


 オーストラリアには、カニ専用の橋もあります。
animal_bridges_across_highways_640_09Izismile


交通事故対策に最も重要なのは、運転スピードでしょうか。
ぱっと、目の前の道路に野生動物が飛び出しても、余裕を持ってよけられる速度。
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 現在は、
警告標識の設置、パンフレットの作成、運転マナーの啓蒙、道路の工夫、道路の外灯やフェンス、植栽の工夫など、さまざまな取り組みがなされています。
でも、まだまだ野生動物の犠牲は、とても多いのが現状です。

安全運転と共に、さらなる工夫が必要です。



誰かのために、何かを創る。
誰かのために、創造力を発揮する。


「現成公案」
(げんじょうこうあん)

「現成」とは、「今ここに在る状態」。
そこがすべてであり、そこに問題も答えも在る。


しっかりと現実を受けとめて、
そこに創造性の泉を見い出す。

素敵なことです。

今日もありがとうございます。
 
 
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