犬は、感情を表す時に尾をフリフリします。

今日は断尾の話の中で、閲覧注意画像が含まれます。
(血や生々しい写真はありませんが人間の写真が悲しくなるかも)

現実を見たくない人は、ここで閲覧を止めてください。

dontrailShutterstock

犬が喜んだり、興奮している時や好奇心がある時には、尾を大きく上にあげ、
不安を感じたり、怖かったり、服従の意志を示す時には、尾を丸めます。

尾を振る時には、
嬉しい時は、右側に大きく尾を振り、
動揺している時や不安な時は、左側に大きく尾を振ります。

これは左脳に愛情を司る部分があり、
右脳で不安や恐怖をコントロールすることによると言われています。


また、
とても嬉しい時は大きく早く振り、
初対面などで遠慮しながら歓迎の意を表する時は、細かく左右に振ります。
打ち解けてきて、仲良くなると、大きく振るようになります。
どうしたらいいのかわからない時には、水平にゆっくりと振ります。
優位性を示したいときには、ピンと上、または斜め上に伸ばします。
不安なときや未知のものに遭遇した時は、ゆっくり振ったり、振りが止まります。
関心が全くないと尾がだらりんとなります。。


さらに、
尾には、
行動する時に身体のバランスをとる役割もあります。
断尾されてしまった犬は、
尾のある犬よりも平衡感覚やバランスが必要な身体能力が劣るという研究結果もあります。

尾のない犬では、感情が読めないことから、犬同士のトラブルが多い傾向にあるという研究報告もあります。

自分の匂いを他の犬に知らせる役割も持っています。


犬種によって、尾の長さも形もいろいろで、
各々の自然な基本形があります。
尾は、
犬にとって、必要で、とても大切なものです。

尾の骨は、背骨の延長であり、
尾の先端部まで大切な神経が通っています。


現在では、その大切な尾を人間の都合で切り落としてしまう「断尾」という風習があります。

それは、
人でもまったく同じこと。

人でも、地域によっていまだに人間の「割礼」が行われています。
東南アジア、中東、アフリカ、中南米など、
およそ30ヵ国で実施されています。

人では、とても残酷な方法で女性器を切り取り、
時に死亡することもあります。
形骸化した儀式や慣習は、自然の摂理から逸脱して、多くの問題をも抱えています。
こんな残酷なことをいまだに行う理由はありません。

20100katubigpicture.ru/

女性器を切り取られた後の少女
20100629-990x688bigpicture.ru/




犬も
犬種に応じて、一定の長さに切り落としてしまうのです。
このように断尾適応の犬種は、およそ50犬種くらいあります。

生後2-5日くらいの時に、
麻酔も使わずに切り落とします。

仔犬は、痛みからひどく鳴き叫びます。
通常は、衛生管理された動物病院の手術室で行われるのですが、
一部のブリーダーさんは自らの犬たちを断尾することも行われています。

断尾が始まったのは、
1700年代の英国です。
昔の英国では、農場で飼育されているすべての家畜に対して税金がかけられていました。
法律では、課税対象は「人間の親指よりも長い尾を持つ生き物」と定義されていました。
そのため、当時牧羊犬として使われていたオールド・イングリッシュ・シープドッグをはじめ多くの犬種で、
税金を逃れるために、生まれてすぐに尾を切り落とすというのが一般的になったのです。

また、ドーベルマンやボクサーなど警備に使われる犬では、
犯人に尾をつかまれないように、感情を隠すようにという理由もあるようです。

猟犬では、尾を怪我しないようにとの考えから、狼爪と共に、断尾することになったようです。

他にも多くの犬たちが、
美容上の形を整えると言う理由で、貴重な尾を切り落としてしまいます。

尾の短くなった犬の中には、尾の周囲のお尻の筋肉が薄くなってしまい、
会陰ヘルニアを起こす原因の一つにもなっています。
また、不適切な断尾により、あとから感染症を引き起こしたり、
断端の感覚過敏を起こす例もあります。
さらに、幻肢痛という本来あった部位が切り落とされることにより、痛みを引き起こす事象もあるのではないかと言われています。

どれも人間の勝手な都合で、犬に迷惑が掛かっているのです。

少し前までは、日本ではショードッグでもないのに、
一般の人の家で生まれた犬でさえ、尾を切りたいという意見が多数でした。

その理由を聞くと、
「犬に尾があったら、みっともない」という意味不明の回答が多くありました。



世界的には、
断尾は、犬にとって不利益であるとされ、禁止の方向に向かっています。

美容目的の断尾は、動物虐待にあたる行為だからです。


猫では、幸いこうような残酷な風習がありません。
猫では、尾はコミニュケーションの手段になっています。
cat-tail-language.cat-health-behavior.com



もう美容目的の断尾は止めましょう。


犬が尾を振る動作は、
犬同士のコミニュケーションにもとても役立っているのです。
初対面でも、尾の動きはウソをつけないから、
素直な気持ちが相手に分かってしまうのです。


人にも、素直な気持ちがわかる尾があればいいのにな、と思います。


最後に、
事故か怪我で尾を失くしてしまった子ぎつねが、
保護した牧場にいた犬と仲良しになった動画。

実は、この犬も事故で尾を無くして、この牧場に保護された犬だったのです。
お互いに出会って、すぐに仲良くなったようです。




今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければ応援お願いいたします。 
 
人気ブログランキングへ