ルワンダでは、1994年に起きた国内の内戦と国民の大量虐殺の際に、
ライオンもルワンダから姿を消してしまいました。

つまりライオンの生息地ルワンダには、この20年以上、一頭もライオンが存在していなかったのです。

今回、
約20年前に姿を消したライオンの再導入が行われることになりました。
これがルワンダに到着したライオンたちです。
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南アフリカから輸入したライオンは計7頭(オス2頭、メス2頭)。
南アフリカから30時間かけて、ルワンダ東部にあるアカゲラ国立公園に到着しました。
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全部で7頭分のコンテナがアカゲラ国立公園に並びました。
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子供たちも歓迎の垂れ幕を作りました。
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ルワンダは、「千の丘の国」と言われるように、
なだらかで美しい丘陵や自然豊かな山林などの美しい自然が拡がる国です。

地球の長い歴史の中で、ルワンダの土地には昔からずっとライオンがいたのです。

それを人の都合で、多くを虐殺し、そして生き残ったライオンは追い出されました。
でも、
人は
失って初めてその貴重さ、共存する大切さを理解します。



「春は花 夏ほととぎす 秋は月   冬雪さえて すずしかりけり」

曹洞宗を開いた道元の句です。

自然のありのままの姿を表現し、
それを観想することがそのまま仏の心に通じることを伝えています。

道元が昔のルワンダにいたのなら、
「大地にライオン 森にはラン」などと詠んだのでしょうか。



私たちの身の回りにも、
当たり前にあって、
静かに消え去りつつあるものはたくさんあるのです。

日常のありのままを観想し、
その大切さを再認識してみる。
とても大切なことです。


今日もありがとうございます。
 
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