夏本番。

夏と言えば、海。
波が心地よい季節です。


IMG_7409



この写真は、
海の波のしぶきの顕微鏡写真です。


 sealifeDM0511_1024x681dive-shield.us

そしてその説明模式図
sealifekeyDM0511dive-shield.us

カニの赤ちゃん
シアノバクテリア類
珪藻
カイアシ類
ヤムシ
魚の卵
マリンワーム

海洋生物の撮影を行っているDavid Liittschwager氏が撮影した写真です。
こんなにたくさんの生き物がいる。


そして今回、
研究者が三年かけて世界中の海を帆舟「タラ」号で巡り、
210ヶ所の海水のサンプルを集めた研究では、
数千もの新種が発見されました。

seussian-creatureslivescience.com

これはイカやエビなどの甲殻類など
squids-et-allivescience.com


特に極小の単細胞真核生物や多細胞生物体は豊富です。
写真は、珪藻の一種Lauderia annulata
体内に緑や黄色に光る葉緑体を持っています。
細胞質は、ガラス質で出来ているため、キラキラと反射して光ります。

lauderia-annulate-diatim ©Christian Sardet/CNRS/Tara Expéditions

今回の研究では、
35000種以上の動物プランクトンが収集されました。
写真は、軟体翼足類、甲殻カイアシ類

zooplankton-tara©Christian Sardet/CNRS/Tara Expéditions


こちらは、普通の大きさのクラゲ。
地中海で捕獲されたもの。
「不老不死」の生物として有名になったベニクラゲの仲間。
性成熟した成体が、再び幼児期のポリプ期へ変身可能という
特徴的な生活環を持つことで知られています。



immortal-jellyfish-relative©Christian Sardet/CNRS/Tara Expéditions

虹色に光るカイアシ類

sapphirina©Christian Sardet/CNRS/Tara Expéditions

動画で見てもさらに綺麗です。



タルマワシ科の生物。
ホヤの仲間を襲って中身だけをほじくり出して、樽状の住処を作ります。
その樽の住処をゆっくりと回しながら遊泳するようです。
その中でタマゴも産みます。


hyperiod-amphipod©Christian Sardet/CNRS/Tara Expéditions


手のひらのたった一掬いの海の水の中にも、
さまざまな生き物が存在し、
驚く程の多様性を呈しています。

見るたびに新しい出会いがあり、
新しい発見があります。


万物万象は、多様性を呈してお互いに補い合うことが自然の理。

すべてのものが繋がり支え合い、
ほんの一部の変化でさえ、
全体に影響を与えます。

コップ一杯の海の水は、私たちの世界の縮図。



「我逢人」 (がほうじん)

「我 人と逢うなり」
人との出会いの尊さを表しています。

人だけをみても、海の生き物のように多様性に富んでいます。


すべての出会いは、
意味があり、
新しい気づきを与えてくれ、
世界が拡がっていきます。

さらに
人と人、人と動物、人と植物、とその出会いの範囲を拡げていきましょう。
もっと、
人と自然、人と地球、人と宇宙・・・、
そして
人と神。

そう、もともと私たちはすべてのものとの繋がりがある。

波の飛沫の中は、それを再認識させてくれます。
zzIMG_7403

今日もありがとうございます。

ブログランキング参加しています。
よろしければ応援お願いいたします。 
 
人気ブログランキングへ