本を読む。

名画にもよく登場するシーンです。

昔フラゴナール展を見に行きました。
やはり一番印象に残っているのが、この
「本を読む娘」

鑑賞していて、心穏やかになる名画です。


fragobook National Gallery of Art


一人で本を読むのが一般的ですが、
誰かのために本を読むことも
とても素敵なこと。



インターネットにこんな写真が掲載されました。

動物保護施設に収容されている犬たちに本を読んでいる女性の姿。

womanreadbookimgur.com


こちらも動物保護施設に収容された犬たちに本を読むボランティアの女性。

5歳になるシェパード雑種のマイヤーちゃんは、
飼い主がペット禁止の家に引っ越したために、
マイヤーちゃんを飼えなくなり、
シェルターに渡しました。


h-READING-A-BOOK Pam Townsend/HuffinghtonPost

保護施設のボランティアの彼女は、
「若草物語」をマイヤーちゃんに読んで聞かせています。

マイヤーは、いきなり飼い主を失い、
収容施設に入れられて、
不安いっぱいだったことでしょう。

でも、
本を読んでくれる人が傍らに現れて、
ゆっくりと流れるような旋律で本を読んでくれて、
安心したような表情になっています。

優しい人の声は不安な犬たちにとって、
何よりも安心できるのです。


人の声は、
心身に大きな影響を与えています。

もちろん犬たちには、本の内容は理解できません。
でも、
自分のことを思いやる人がいて、
その優しい人の声とその物語を読んでいる時の穏やかな旋律と波動を感じることは、
犬たちにとっては何よりも有意義な時間になっていると思います。


「愛語」
これは、道元禅師の「正法眼蔵」(しょうぼうげんぞう)の「菩提薩埵四摂法(ぼだいさったししょうぼう)」の巻に出てくる言葉です。

「知るべし、愛語は愛心よりおこる、愛心は慈心を種子とせり。 
愛語よく廻天の力あることを学すべきなり、ただ能を賞するのみにあらず。」


愛語は、文字通り、言葉に愛を込めることです。
「愛語は、愛に満ちた心から発せられ、
その愛に満ちた心は、慈悲の心から生まれます。
そして、
愛語は、ただ単に相手を賞賛するだけではなく、
あるゆる状況を一変させるだけの力を持っていることを知るべきである。」
と述べられています。



地上にいる限り、
言葉は、愛にも凶器にもなる魂の勉強に大切な道具です。
言葉にその人の在り方が表現されます。
心が愛に満ちていれば、言葉は愛語となります。


「おはようございます」という一言でも、
愛に満ちた心で言うのと、
社交辞令で言うのとでは、大きな差があります。
マイヤーちゃんに読んだ「若草物語」も、
心をこめて読めば、すべてが愛語になるのです。


常に
相手の立場や気持ちを思いやり

優しい言葉を使うことを心掛ける。
とても素晴らしいことです。

 
 
言葉は心が産み出す子供のようなもの。
美しい言葉使いは、
自分も人々も、
そしてすべての生き物も、明るく幸せにします。




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