写真家ポール・ニックレンPole Nicklenさん。
美しい北極圏の動物たちを撮る写真家です。

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北極圏は、とても繊細で豊かな生態系を持っています。
それは、今まで人がほとんど行かない地域だったから。


ところが、
最近の氷の減少で、
無垢の北極圏の自然に多くの国が参入しはじめました。

2007年には、
ロシアが北極点周辺の海底に自国の国旗を掲げ、
北極圏での資源開発の権利を主張し始めました。

これによって各国の北極圏での開発競争が激しくなっていきました。

現在では、
石油掘削など資源開発競争によって
大きな脅威にさらされています。




北極圏での開発は、その過酷な環境から常に危険を伴います。
石油発掘によって、かなりの高確率で石油が海水や地上へと流出してしまうという専門家の試算もあり、
さらに、この地域で原油流出事故が発生した場合、
人類にはそれを完璧に食い止める技術はありません。

それは、地球環境の悪化を一気に加速するだけではなく、
北極圏の環境破壊と
そこに住む貴重な動物たちを絶滅の危機に晒してしまうことになります。



2012年には、北極圏での石油掘削反対の100万人の署名がオバマ米国大統領に届けられたにもかかわらず、
石油開発の承認がなされました。

シェル石油と提携するレゴ社は、
グリーンピースの動画によって、
提携を解消しました。




現在大手石油メジャーは、この地域での石油探索を続けています。

その開発により発生する大音響は、
すでに
海の生物たちの生態系を破壊しつつあります。

海洋哺乳類たちの耳を聴こえなくしてしまうのです。

現在石油探索のために
すくなくとも16基の巨大なエアガンを
海底に向けて10秒ごとに発射し続けます。
これは、ダイナマイトのような爆発音で、
一日24時間年中無休で行われます。

そのときに発生する最大級の大音量が、
動物たちの鼓膜に大きな障害を与えるのです。

北極圏の動物たちは、
音で、餌の位置や周囲の状況、仲間の位置、危険の察知、繁殖相手の状況など
生存にかかわる情報を得ています。

鼓膜の障害は、命にかかわる問題となるのです。




また、
世界中で、原油流出事故は起きています。

北極圏で起きた場合には、
取り返しのつかない事態となることでしょう。

問題は、
原油流出が起こるかどうかではなく、
いつ起こるのか、
という差し迫った問題になっています。
 

 こちらは、「北極圏を保護区に」キャンペーンを行う
グリーンピースのウェブサイト。
savearcticgreenpeace.org
 


再び始まった石油探索・掘削を止めるための署名は、
こちらから。
画像クリックで、署名画面に行けます。

savearctic2www.savethearctic.org


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