拙著「君が代」ヒカルランド刊
お陰様で、重版をかさねています。


今日は、「君が代」からの一部抜粋です。

この章は、お気に入りの瞑想場所に籠っている時に書いたもの。
とても標高の高いところです。
気温は低いですが寒さを感じることはなく、
しかも
誰も来ない場所なので
本を書くには
とても快適な場所です。
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神は、人ではありません。

多くの人は、あまりに神を人格化することに慣れてしまい、
自分の心に極めて限定された枠組みを作ってしまっています。
この枠組みを壊して、
従来の考え方から離れてみましょう。

神は、
 
太陽の光の暖かさとして、
満天の星として、
風として、
雨として、 

いつも自然界のエネルギーとして、あらゆる形で私たちに語りかけてきます。





かつての日本人は、
すべての存在の中に光が、神が宿っていることを知っていました。


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降り注ぐ太陽光の中にも、
満天の星々の中にも、
雨粒の中にも、
一枚の葉にも、
美しく咲く花にも、
小さな虫、小さな石ころにも、


すべてに神が宿り、
神から創られたものであることを。


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日本人になじみの深い禅では、
ごく当たり前の日常生活の中で、

一杯のお茶でも、
一滴の水でも、
一枚の木の葉からでも、

深遠で限りない体験へと誘う入り口があることが示されています。
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そして日本には八百万の神という思想も根付いています。

 
身近にあるあらゆるもの、
例えば
一枚の葉をよく観察してみましょう。

一枚の葉でさえ、宇宙に一つとして同じものはなく、
よく見ると
現代科学では作り出すことが不可能な精密さと機能、美しさ、そして高次の愛と至福のすべてを備えおり、
宇宙の叡智、神の創造力の豊かさを垣間見たような気持ちになります。

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このように、
あらゆるものの存在価値を高く評価し、
その美しさに敬意を払うことは、
万物万象の背後に存在する神の創造の力を敬うことになります。

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日々のそのような思いの積み重ね
私たちの意識を上へ引き上げ、
神に向かう心をより一層強化します。


私たちは、自らの静寂の中に入ることで、
神に抱かれ、守られ、
そしてやがて
静寂の中で心が開かれ、
分離感は消えていき、
自分自身も神の子であることに再び気づいていきます。

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私たちの社会は、自然と一歩離れて対抗することによって、
人を独立したものという観念を固定させることによって文明と科学を発展させてきました。
 
私たちの中には、この分離感が浸透してしまっています。

人は自然の中に生まれたのに、
不自然な生き方をする不思議な生き物になってしまいました。

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これはまるで
一本の木が山に対抗しようとするようなもの、
小さな波が海から離れようと試みるようなもの。

 
いまだに宇宙を探索するために技術者たちは宇宙船の開発に力を注ぎ、
多くの人たちは空を見上げて宇宙船を探しています。


でも、
物質宇宙をはるかに超えた本当のエネルギー宇宙、
そして超精妙なエネルギー宇宙にまで到達することの出来る最高性能の宇宙船は
私たちの身体であることを忘れています。


神と会いたくてさまざまな神社仏閣を訪ね歩く人たちもいます。
でも
本当の神は最も身近なところ、自分自身の内側にいることを忘れています。


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