今から約10年前に英国から、サマンサ・グリーンさんが
スリランカへ旅行にやってきました。


ある寺院の敷地内で、サマンサは疥癬でボロボロになり死に瀕した仔犬を見ました。
彼女は、その仔犬を見捨てることが出来ずに、
地元の動物病院へ連れていき、
費用をすべて負担して出来るだけの治療を施してもらいました。

それから、彼女は予想だにしていなかった現実を知るのです。

当時のスリランカは、
いたる所に疥癬で苦しむ犬、
さらに満足に食事が与えられることなく飢餓状態の痩せた犬だらけ
でした。
そして現地の人は誰も助けようとしない。

dogstar2Dogstar foundation



スリランカ政府の対応でも、
毒殺か銃殺、ましくは田舎に捨てるというものだったそうです。


サマンサは、動物の治療経験もないし、
スリランカについてもほとんど知らない、
でも、
彼女に出来ることから行動を始めたのです。

それは犬たちの命をひとつずつ丁寧に救っていくこと。

この写真は、
シドニーちゃんと名付けられた仔犬です。
疥癬だらけでやせ細っています。
でも、
たった一ヶ月で別の犬のように立派になりました。
dogstar1Dogstar foundation

サマンサは、オーストラリア人の夫マークと共に、
自分たちの仕事を捨てて、
そのまま10年間スリランカに留まりました。

ドッグスター基金を設立し、
犬たちを助け続け、
地元の人々教育を通して犬たちへの認識も変えてきました。

projectdogstar1Dogstar foundation



ドッグスターの由来は、
英国とスリランカの両国の夜空に見えるおおいぬ座の星。
そして、この星は、スリランカの文化では重要な星とされています。
dogstar234Dogstar foundation

活動を続けているうちに、
獣医師、ボランティア、スポンサー、広報、マネージャーなど、
たくさんの仲間が集まり、
スリランカでは代表的な保護団体の一つに成長しました。



サマンサとマークは、
いまだに朝4時に起きて、
夜中までずっと犬たちのために働き続けています。



論語に
「徳不孤 必有隣」
「徳は孤ならず 必ず隣有り」という言葉があります。


徳を積んでいる人は、時期がくれば、
その得を理解する縁ある人々が集まってくる。


徳を積んでいる当初は、
孤独な道も歩むことでしょう。
自ら得た智恵や技量が世間には認められないかもしれません。
さらに
人々には近寄り難いかもしれません。

でも、
人が正しい道を歩んでいる時、
物質界を超えた世界では、
すでに
縁ある人々と心と心が繋がり合い
大きな道へと成長していきます。


それは
初めは小さな湧水が、
次第に支流が集まり、
大きな河川となって
大海へと流れていく様子に似ています。


正しい道は、
この現象界での失敗成功に関わらず、
歩き続けることが一番大切ですね。



今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければ応援お願いいたします。


人気ブログランキングへ