動物たちの皮膚病変を記録するために購入したデジカメ。

今回購入したのは、
オリンパスのTough4.
深度調整して自動的に広範囲にピントを合わせてくれます。

蝶の羽を撮影してみました。

まずは、ズーム。
かなり綺麗に写ります。
 P9080063

さらにズーム。
ここまで拡大しても綺麗。
P9080063a

蝶の羽がこういう四角になっていることを知りました。

さらにズーム。
P9080063b

さらにズーム。
もう蝶の羽だと知っていなければ、
何の写真なのか、わかりません。
P9080063c


普通のデジカメではここまでが限界。

あの蝶の羽の美しい光沢は一体どうなっているのでしょう。
光の加減によっても、輝きが違います。

蝶の羽の輝きは、「虹彩色光沢」と呼ばれているそうです。

蝶の羽を作る物質は、
グラフェンと呼ばれる炭素原子が結合した蜂の巣状の六角形格子構造をしていることが
マサチューセッツ工科大学の研究によって判明しています。

次の写真は、そのモデルです。
graphenejohncarlosbaez.wordpress.com

そして、
こちらは、蝶の羽を構成しているキチンという物質の構造図


gyroid_versus_double_gyroidjohncarlosbaez.wordpress.com


詳しい説明をするとさらにわからなくなりますが、
とても複雑な構造をしています。

これは、
ジャイロイドと呼ばれる構造で、
ジャイロイドを入れ子に組み合わせたものが図の右側のダブルジャイロイドというのだそうです。

蝶の羽ではこのような複雑な構造が見られ、
その形状は少しずつ異なるため、
蝶の羽に光が当たると、羽の内部や表面で光が複雑に屈折します。
それが羽が輝いて見える理由だそうです。


次の写真は、蝶(ミドリシジミ)の羽のジャイロイド構造を見た写真です。
場所によって、さまざまな形に並んでいるのがわかります。

butterfly_wing_versus_gyroidjohncarlosbaez.wordpress.com


ひらひらと飛んでいる蝶の羽は、
見た目ではわからない
こんなに複雑な構造だったのですね。


さらに科学が進歩すれば、さらに驚くべき事実が明らかになっていくのでしょう。




「見性成仏」(けんしょうじょうぶつ)
という言葉があります。

私たち自身は、
この蝶の羽のように、
見た目ではわからない、
深く見てみないと知ることのできない未知の自分自身が存在します。


見性成仏の
「見性」とは、人に本来備わっている本性、
つまり自分自身の深い部分にある神の光を見い出すこと。
「成仏」
とは、悟りを開いて、覚者となることを示しています。


私たちは、見た目を重要視するあまり、
その奥深い世界を意識することが無くなっています。

どんなことでも、対象物を徹底して見ることで初めて知ることは多いと思います。
特に、
誰もが探求すべきなのは、
自分自身だと思います。



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