今月ゾウの大量毒殺が続くジンバブエから、
さらに悲しいニュースをお伝えすることになってしまいました(T_T)。

ジンバブエでは最大の巨ゾウ、
世界最大のゾウのグループの一頭が、
南アフリカとの国境近くのジンバブエのゴナレゾウ国立公園近郊で
ドイツ人スポーツハンターによって
遊びのために撃ち殺されました。



撃ち殺した銃とともに撮影された遺体。
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象牙は、通常のゾウの約2倍の大きさでした。

big-tusker-shotafricageographic.com


殺した当事者らは、
誇らしげにSNSでゾウの遺体と共に記念写真を撮って投稿しています。


そして、
「違法なことはしていない、すべて合法だ。」
との主張です。



このゾウはとても大きいことから、
もしかしたら
南アフリカのクルーガー国立公園の有名な巨ゾウNkomboである可能性もあるとされています。

でも、
Nkomboは、射殺される5日前にクルーガー国立公園で目撃されていることから、
数百km離れたジンバブエの殺害現場まで歩いたとは考えにくいため、
別の巨ゾウであった可能性もでています。

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合法って何でしょう。
合法なら、何をやってもいいのでしょうか?


ゾウを殺してはいけないという法律が無いからといって
殺してもいいのでしょうか?


社会の法律は、
その地域内での極めて視野の狭い、
排他的な、
都合よく真理を歪めた規則であることも多いのです。


規則を盲目的に遵守する時に、
自分の心で識別することも時には必要です。



米国のジャックダニエル生産地テネシー州のムーア郡ではジャックダニエルを購入することは違法
米国マサチューセッツ州では、お葬式でサンドイッチを3つ以上食べるのは違法
米国アラバマ州では、昼間にピーナッツを購入するのは違法
中国の上海では、赤い車を所有することは違法
パラグアイでは、お互いに献血登録をすれば、決闘することは合法
フランスでは、人間の顔を持たない人形は違法
フランスでは、豚にナポレオンという名前を付けるのは違法
ポルトガルでは、海でおしっこをするのは違法
米国フロリダ州では、木曜の午後6時過ぎに、公共の場でのおならは違法
米国オクラホマ州では、3分以上の長いキスは違法
サモアでは、妻の誕生日を忘れるのは違法

戦争ではたくさん人を殺したら英雄扱いされる。
一夫多妻制の社会では、複数の妻を持っても浮気ではない。

時代や地域、状況によって、さまざまな規則はいつも正しいとは言えないのです。

「白昼の死角」という映画化された小説がありました。
東大法学部の学生たちが、法律の盲点を利用して、犯罪を重ねる話。
実際の事件や人物を参考に作られた小説です。
法的には違法ではないが、人々を犠牲にしていく話でした。

法律って。


現代社会の中にはすべてにおいて規則や法律が作られています。
これは
多くの人が生活するうえで必要だったから制定され、
人口が増えるにしたがって
例外に関しては認めないという固いものにせざるをえません。

そのため
便利に利用するはずの規則そのものが、
逆に自由を大きく制限してしまうことがあったり、
矛盾するような行動をとらなければならかったり、
法の盲点を利用して悪事を堂々と行う人も出てくるなど、
規則の本質から少し外れたおかしな現象も起きているのも確かです。





近代の代表的聖人と呼ばれるラーマクリシュナは、
7歳の時からカルカッタ郊外のダクシネーシュワル・カーリー寺院で働き始めました。

彼は、
寺院の女神カーリーに捧げる花の匂いを嗅ぎ、
供物の味見をしたことで
僧侶たちから厳しく叱責されます。


寺院の礼拝の規則に反したからです。

6歳の頃から神秘体験で高次意識を経験していたラーマクリシュナは、
「礼拝する神には規則が必要なのでしょうか。
愛に規則が必要なのでしょうか。」

と寺院の規則に反論しています。

ちなみにその後、
彼はカーリー神の前で瞑想を続け、
カーリー神を見たと語り、
その後にサマディを行う頻度が増えていったそうです。
 
この世界の法律も、
この世界の善も悪も、
真理を基調にしたものではありません。

 
この事例は、
規則を破ってもいいということでは決してなく、

物事の本質をしっかりと理解した上で行動すれば、
本質から外れた規則よりも、
より有益である事例もあることを示しています。


最も大切なのは、
人として正しい思いと言動を心掛けること。



だから、
合法だからゾウを殺していいなどという、
「白昼の死角」を利用した、
人として道の外れたルールは
通用してはなりません。



 
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参考文献
臨床家のためのホメオパシーノート 基礎編 (Nanaブックス)
森井 啓二
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
2010-09-18