アオウミガメ。


1024px-Chelonia_mydas_iWikipedia

現在その生息数は減少し、
絶滅が危惧されている種です。

アオウミガメは、英語でGreen Sea Turtle(緑色のウミガメ)と言いますが、
これは体脂肪が緑色であることに由来します。
それは餌となる海藻の色素の影響です。


絶滅危惧種ですが、
最も美味しいウミガメとして、密かに食用とされています。


今回、リゾート地にあるケイマン海亀ファームで、
大量にアオウミガメが死んでいる
ことが
情報開示請求によるジャーナリストの取材で、明らかになりました。

clostridium123HuffinghtonPost

2014年には、1,268頭のアオウミガメが亡くなっています。
これは相当な数。

原因は、密飼いによるクロストリジウム感染症。


もともとこのウミガメは、
広い海を活動域として単独で移動しながら、
深い部分にまで潜る性質もあります。

決して、
狭いプールの中で、
密飼いできる生物ではないのです。


活動域の広い生物には相当のストレスだと推測されます。

生き物にはそれぞれの場があります。

自由にのびのびと、
そして
その動物の持つ能力を最大限に引き出すことのできる場。
それを尊重しなければなりません。




「適材適所」

この言葉は、
もともと日本の伝統建築である日本家屋や寺社仏閣などの建築において木材の使い分けすることに由来します。
土台には、腐りにくい木材、内装には木目の美しい木材、梁には丈夫な木材といったように、各木材の特性を活かせる使い方をすることです。

「人は、自分の才能や特性に合った場にいることで、最高の能力を発揮すること」という意味になります。



自分の持つ力を活かせる「場」というのはとても大切なこと。
そして、
それは、動物も同じこと。



砂漠の生き物が、寒冷地の冬では快適ではありませんし、
広範囲に活動する生き物を、狭い入れものに閉じ込めておくことも、
決していいこととは言えません。


動物たちを飼育する上で、考慮すべきことですし、
同様に
私たちも、自分が同じような立場に置かれていないか、
才能が発揮できる場を作り出しているか、
それにはどうすればいいのか
考えてみましょう。


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければ応援お願いいたします。

 
人気ブログランキングへ