ブラジル北部トカンティンス州の刑務所で、
尻尾に麻薬が結び付けられたネズミが発見。
刑務官によって捕獲されました。

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ネズミは、人に慣れていて
指で普通に触れるようになっていました。
そして尻尾には、紐で繋がれた小袋。

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刑務所内の受刑者が、ネズミを訓練して
大麻やコカインの袋を結び付けて
監獄間を運ばせていたのです。

現在監視カメラの分析に入っていて
関係者の特定に急ぐ一方、
ネズミは、森に還したそうです。


現在、
ネズミは軍事目的でも利用される他、

災害救助に使うネズミも訓練され、
実際に使われたこともあります。
ネズミは、
犬よりもごく狭い瓦礫空間に潜入することが可能なため、
閉じ込められた生存者の検出に有効なのです。


さらに、
タンザニアでは、
ネズミは地雷の検出作業や病院内の結核菌の検出作業に従事しています。
とても役に立つために、
ヒーローラットとも呼ばれています。

病院でもネズミは活躍し、
通常検査で結核菌陰性と出てもネズミが検出した場合に再検査すると陽性であった例が千例を超えており、
ネズミに働いてもらってからは、結核菌検出率は40%向上しました。

そしてアジアでも人命を救う仕事をしているのは、
カンボジアの地雷検出ネズミたち。
ネズミは、とても素早く地雷を検出し、
しかも体重が軽いために爆発を引き起こさずに探知作業が出来ることです。

ここでもやはり
「ヒーローラット」と呼ばれています。 

 
一般的にネズミというと、嫌われ者のイメージ。
でも、
人には出来ないことをやってくれる頼もしい動物でもあります。

何よりも忘れているのは、
日本でもネズミたちが命をかけて私たちのために働いていること。


そう、
実験動物です。

医薬品も
化粧品も
食料品や添加物も
日用品も
そして、
医学をはじめとする様々な学問の発展の陰で
数えきれない程のネズミたちの命の犠牲の上に成り立っているのです。




天台宗の開祖である最澄は、
次のように言いました。

「国宝とは何物ぞ。
径寸十枚是れ国宝に非ず、
一隅を照らす此れ則ち国宝なり」


国の本当の宝とは何だろうか?
それは径寸十枚(金銀財宝)ではない。
自分の置かれた立場で人の役に立ち、世の中を明るくすることが、
本当の国の宝だ。


多くの人に嫌われているネズミたちも、
実は
陰ながら人々の役に立っている宝だったのです。



それでも、
一方的に嫌っているばかりでいいのでしょうか?


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