広い海の中では、いまだに未知の生物たちがたくさんいます。

クジラのような大型の生き物でも、
いまだに
新しい種が発見されるのです。


2003年に
日本の研究者が新種として発見した「ツノシマクジラ」
このクジラは、
クジラ研究の第一人者であった故大村博士に因んで、
「バラエノプテラ・オオムライ」 という学名がつけられました。
このクジラの新種発見は、クジラの死体のDNA鑑定によるものでした。
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今回、この珍しいクジラが、
マダガスカル沖北西のインド洋海域で、
群れで生息し、回遊している姿が世界で初めて確認されました。

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Youtube

今回の生きた姿の撮影は、
2007年から調査に携わっているWildlife Conservation Societyの研究者たちによるもの。

すべての特徴が一致し、
さらにDNA鑑定で確認されました。
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Youtube


美しく泳ぐ姿です。




まだまだ知られていない大型動物がたくさんいるのですね。


当ブログでも
「新種のクジラBW29」

「52 孤独なクジラを探して」

などで、新種のクジラをご紹介してきました。

最近でも
ギリシャのケルキラ島にある海中洞窟内で、
イルカにもカバにも似た新種の大型生物が偶然撮影されています。

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こちらは、ガーナに打ち上げられたワニのような頭を持つ大型生物。

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このようなニュースはたくさんあります。





「海洋生物のセンサス」(The Census of Marine Life)という
80ヵ国以上の約2,700人研究者らが参加する
世界的な海洋生物研究プロジェクトがあります。

ここでは
2000-2010年の10年をかけて
海洋生物の多様性、分布、個体数の調査研究を行いました。

その結果、
現在までに発見された海の生物は
約25万種
そして、
いまだに未知の生物は、75万種ほど存在すると推測されました。


また、
カナダのダルハウジー大学などの研究チームが、
米国生物学誌「プロス・バイオロジー」に発表した報告によると、
陸と海を合わせて
現在確認されている地球上の生物は、約120万種。

そして、
地球上の推定全生物種は、
陸上に650万種、
海に220万種
合計
870万種はいると推定しています。


つまり、
地球上のほとんどの生物は、
いまだ
発見・確定されていない。


しかも今回の推計には、
バクテリアなどの原核生物はあまりにも膨大な数となるために
含んでいません。



私たちは、
その無数の生物と膨大な微生物たちと共に
地球に共生しているのです。



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