世界の霊長類の半分以上が絶滅の危機
と専門家らが発表しました。


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毎年状況は悪化の一途をたどっています。

絶滅に瀕した大きな原因は、
熱帯雨林の大規模な破壊、
違法な狩猟
などがあります。

特にマダガスカルとベトナムの状況は深刻です。

チンパンジーだけを見ても、
少し前には200万匹いたのに、
現在では30万匹に激減。

国連の報告書では、
2030年までには人の開発によって
アジアの生息地の99%
アフリカの生息地の90%


大きなダメージを受けるとしています。




今回発表された最も絶滅に近い25種と推定生息数は次の通り。

Lavasoa dwarf lemur - 生息数不明
Lac Alaotra bamboo lemur - 2,500-5,000
Red ruffed lemur - 生息数不明
Northern sportive lemur - 約50
Perrier’s sifaka - 1,700-2,600
Rondo dwarf galago - 生息数不明だか生息地はほとんど残されていない
Roloway monkey - 生息数不明だが絶滅寸前
Preuss’s red colobus monkey - 生息数不明
Tana River red colobus monkey - 1,000 
Eastern lowland gorilla - 2,000-10,000
Philippine tarsier - 生息数不明
Javan slow loris - 生息数不明
Pig-tailed langur - 3,300
Cat Ba langur (golden-headed langur) - 60
Delacour’s langur - 234-275
Tonkin snub-nosed monkey - 250匹以下
Kashmir grey langur - 生息数不明
Western purple-faced langur - 生息数不明
Hainan gibbon - 25
Sumatran orangutan - 6,600
Ka’apor capuchin - 生息数不明
San Martin titi monkey - 生息数不明
Northern brown howler monkey -250匹以下 
Colombian brown spider monkey - 生息数不明
Ecuadorian brown-headed spider monkey - 生息数不明

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かつては、アジアには
ギガントピテクスのような大きな霊長類もいました。

菜食の環境にも優しい種だったようです。
gigantopithecus_by_frank_lodehttp://frank-lode.deviantart.com/

現在、
霊長類を取り巻く状況が予想を超えて深刻になっています。


今、
真剣に対策を講じて、
行動に移さなければ、
次々と絶滅していくのは明らかなのです。


そして、
これは霊長類の絶滅の問題だけではありません。


生息地の破壊ということは、
私たちをとりまく自然環境も自ら破壊しているということ。


私たちは
自分の首を自分で絞めているということを
自覚していない。


「花は年々開くとも、皆得悟するにあらず」


道元の「正法眼蔵随聞記」の中の一節です。

本来ならば、
自然界の移り変わりから、
宇宙の理を悟る。

でも花が開いても、誰もその本質を見ようとしない。


お花見の席を見ても、
皆お酒に夢中で、本当に花を見ている人などほとんどいません。
酒、酒、花、酒、酒です。

今の現状もこれと似ています。


環境の激変から
私たちは多くの警告をすでに受け取っています。


でも、
それにすら気がつかない。

もしくは
気がついても、
経済活動優先の社会では見て見ぬふりをする




すべては
毎日を丁寧に生きることに帰結するのではないでしょうか。


お猿さんたちを
子供たちの世代まで残せるかどうかは
私たち次第です。


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