また、
新種の美しいサメが、
太平洋中米沖で発見されました。


この新種のサメの英語名は、
 Ninja lanternshark(ニンジャ・カラスザメ)
です。

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正式な学名「Etmopterus benchleyi」は、
映画化された小説「ジョーズ」の原作者ピーター・ベンチリーに由来します。

ベンチリー氏は、自身の書いた小説と映画がきっかけで
サメに悪いイメージが出てしまったことに大きく心を痛め、
サメの保護活動に尽力した人として知られています。

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カラスザメに属し、
中米の太平洋側で発見された初めてのカラスザメになります。

2010年に発見されてから、
再調査されるまで
ずっと保管庫にしまわれてしまったままだったのです。 
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この忍者サメは、
ひっそりと深海に生息しています。
体長は50cmほどと小柄。

歯は、細く鋭く、なめらかです。
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身体は、全体的に黒い色をしています。

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体表面には、
うっすらと光を発光する器官があり、
それによって周囲の明るさと同調し、
周囲の海に溶け込むことが出来ます。


周囲からは見えにくいようにして、
大型の捕食動物から身を守ると同時に、
餌となる小魚やエビなどにも
そっと近寄ることが可能です。



まるで、忍者のようです。


いままで発見されずに
静かに生きてきたのもわかる気がします。



世界中のサメの約20%は、
この10年で発見されたものです。




「一池荷葉衣無盡 數樹松花食有餘」
一池荷葉衣無盡、
數樹松花食有餘 
剛被世人知住處、
又移茅屋入深居。

中国唐代の禅僧であった大梅法常(だいばいほうじょう)師の言葉です。


在る時、
禅師の元に、人が訪ねてきて
「下山して、人々に教えを授けてくれませんか」
と、下山すれば偉い地位につけるとの申し出に対して
述べた言葉です。


小さな池の蓮の葉があれば、衣服に困ることはない。
数本の松花が咲けば、食べるのにも困らない。
その静かな生活を一人知られてしまい、
また茅葺小屋をもっと深い山奥に移そうか。



大自然と共に在ることを第一とする禅師の姿勢がよく表れています。




サメの多くも
大自然と調和したまま、ひっそりと暮らしたいのでしょう。



これからの新しい地球のために、
見習うべき資質です。


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