フラミンゴ。

淡いピンク色から紅色の美しい鳥です。


今回は、真横から至近距離で撮影してみました。
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フラミンゴ(Flamingo)という名前は、
その美しく燃えるような羽色から、
ラテン語のflamma:炎に由来します。

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フラミンゴの羽毛が、
ピンク色や鮮やかな紅色なのは、

生息地で食べているプランクトンや藻類に含まれる色素、
β-カロテンやカンタキサンチンに由来するようです。

動物園などで、その藻類を食せない場合には、
餌に色素を添加するそうです。


孵化した直後の幼鳥の羽色は白いのです。
また、
色素を含むプランクトンや藻類を摂取できない状態が続くと
羽の色は白色になります。


でもフラミンゴによって
色も異なり、
まばらであることもあります。


同じ餌を食べていても
大きく違うのです。

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淡いピンク色だったり、
オレンジ色だったり、
鮮やかな紅色だったり。

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それは、
お化粧するかどうかだったようです。


この秘密を、
南スペインの湿地に生息するフラミンゴを観察している研究者らが確認しました。

フラミンゴの羽が
ピンク色になるのは、
餌を食べると自然にピンクの羽が生えるからなのではなかったのです。

餌に含まれる色素は、
お尻の近くにある尾脂腺という分泌腺にフラミンゴの色素を含有した脂として溜められます。

その分泌液を、自らの頬につけて
全身の羽に塗り付けながら、延ばすことで
羽毛を着色していたのです。

 
特に、オスよりもメスの方がお化粧に熱心なのだそうです。

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強い日光にあたると朱色の色素であるカロチンは脱色していくので、
数日で羽に塗りつけた色が色あせてきます。

そのため、頻繁に羽色のメンテナンスをするようです。
それは、
フラミンゴの間では、より濃いピンク色の方が魅力的とみなされるからです。



羽の色を変えるのは、
トキでも知られています。

トキの全身はほぼ白色ですが、
暖かい繁殖期になると、
首すじにある分泌腺から黒色の分泌物が出てきます。

これを頭から背のあたりを中心に塗りつけるのです。

tokidonnatori我孫子市鳥の博物館

異性を引き付けるのに、
一生懸命努力をしているのですね。


フラミンゴは、基本、生涯一夫一婦だそうです。

やはり、
気に入った一羽の相手に対して
お化粧をしているのでしょう。


特定の相手に対して
とても好きだとアピールする異性に惹かれてしまうのは
人もフラミンゴも同じでしょうか。

カップルが成立すると、
お互いの首を寄せる姿が
ハートマークになります。
flamingo111AndrewGraham/Flickr




最後にプロが撮った世界のフラミンゴたちから

airpano-flamingo_3400736ktelegraph.co.uk

flamingo3Pedro Szekely

amazing-pictures-africa-pink-flamingo.somepets.com

1082101533mymodernmet.com

1082101629mymodernmet.com

Amazing-Image-of-Ang74211.com

美しいですね。


内面も外面も同時に美しく整える、
素敵なことです。


それは、
お互いにいい方向に影響し合うからです。




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