ニホンザル。

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動物を使った癒しには、
犬や猫や馬やイルカなどが一般的です。

日本には、ニホンザルを使ったセラピーモンキーがいました。
日本語でいうと
癒し猿でしょうか。

セラピーモンキーを始めたのは、
「モンキーエンターテイメント」の間中利美さん。

「お猿の学校」で有名な「日光猿軍団」を設立した間中さんの次男です。
エンターテイメントの強い日光猿軍団がおこなう厳しい調教法になじめず、
独立。


間中利美さんは、自分の子供の誕生をきっかけに、
猿たちにも
人の赤ちゃんの教育のように
個性を活かした芸の教育や
心を込めた愛情教育を行った結果、
優しいお猿さんに育ったそうです。



そのため
初めて会う人に触られたり抱っこされても、
引っ掻くことはない
大人しいセラピーモンキーが誕生したのです。
serp1毎日新聞/野田樹


ニホンザルは今までは、
攻撃性が強い動物で、
特定の人にしか懐かないと思われてきました。


農家では、
猿といえば、敵。
見つけ次第追い払うやっかいものとしての扱い。

飼育されているものも、
人とは同じようには育てない。
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でも人の愛情ある接し方で
猿たちの反応は大きく違いました。



間中さんは、
サルの芸で何度も訪れた東日本大震災の被災者たちが
猿に触れることによって
笑顔になるのを見て、
本格的なセラピー活動を始めたのです。


皆さん
しっかりと抱きつくお猿さんたちに癒されるようです。


serap2モンキーエンターテイメント


serap3毎日新聞/野田樹


ある農家の老夫婦は、
畑を荒らされ、
猿に困っていたそうです。


でも、
「猿は憎らしいばかりだったけれど、こんなに一生懸命やっている子もいるんだね。」
この夫婦は、セラピーモンキーたちを見て
こう言いながら、涙を流したとのことです。



人の赤ちゃんと同等に愛情をたっぷりとかけて育てる。

すると動物は、ちゃんと素直に愛情深く育ってくれる。




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