インフルエンザが流行中ですが、
Teflon flu(テフロンインフルエンザ)という言葉を思い出したので、
書いておきます。


現代科学が発展して、
さまざまな日用品がどんどん便利になっていきます。


例えば、
焦げ付かないフライパン。


調理中にフライパンに焦げ付かないので、
調理は簡単。

でも、
それはフライパンの表面に化学物質が塗布されているから。

調理のたびに
その表面から毒性のある化学物質が蒸発し
それを呼吸と共に吸引しているとしたら、
本当に身体に害はないのでしょうか。


現在焦げないフライパンを作るためには
さまざまな化学物質が使用されています。

その代表が、
過フッ素化合物類PFCsと呼ばれている化合物です。
PFCsは、
さまざまな製品に使われ、

甲状腺機能障害、先天性障害、生殖障害、肝機能障害、免疫力の低下、発癌性など
人体への広範囲の毒性が知られています。



pfc-structures-es-and-thealthandenvironmentblog.files.wordpress.com




pfcs-infographicsaferchemicals.org






一度人体に取り込まれてしまうと、
体外に排泄するためには
長い年月を要します。

そして、
環境中に放出されたPFCsは、
加水分解も
光分解も
生物分解もしないために
ずっと環境中に残留することが知られています。


PFCsに関わる製品はとても多く、
テフロン、スコッチガード、ゴアテックスなどの有名商品が多く市販されています。


2000年に
アメリカ合衆国環境保護庁は、
PFCs のうちの一つPFOS (パーフルオロオクタンスルホン酸)を市場禁止にしました。

3M 社の人気防水商品「スコッチガード」の成分として有名でした。
3M 社はその後、
直ちに類似PFCsの一つであるPFOA (パーフルオロオクタン酸)の製造中止も決定し、
その製造権利をデュポン社に売り渡しました。

こうして、
デュポン社は長年にわたり「テフロン」 の製造に PFOA を使用することになったのです。

テフロン自体は、
PFOAではありませんが、
PFOA はテフロン製造工程で使用されており、
テフロン製の調理器具が調理の際に加熱されるたびに、
PFOAが、
他の PFCs とともに空気中に放出されるとされています。




1972年から2002年までに行われた約20の調査研究によると、
15種の PFCs が人体から検出されています。

そして、
2001年に3M 社が行った調査では、
米国23州とコロンビア特別区の598人の子供たちの血液を調べ、
96%の血液サンプルから PFOA が検出されています。

つまりほとんどの人は日常生活の中で
汚染されていることを示しています。

動物も同じようにPFPAに暴露されています。
1994年以降に実施された15の調査研究の結果では、
12ヶ国中6ヶ国、77生物種中16種の動物でも
PFOA が検出されています。


そして現在
アメリカ合衆国環境保護庁は、
テフロン加工調理器具を使用した調理について
「toxicity properties to an extraordinary degree」
毒性があることを示唆しています。

一方で
テフロン製品を製造する会社や
テフロン関連の団体では、
一貫して安全であることを主張しています。


どちらが正しいのか、
どれくらいの被害があるのか
または
安全なのか
ここでは書きません。


使う使わないの判断は
読む人が行うことです。



テフロン加工の焦げ付かないフライパンが
350℃以上の高温に熱すると
近くにいる小鳥に急性毒性症状が発現することは
数十年前から知られていました。

英語圏では、
注意喚起を促すウェブサイトがとてもたくさんあります。



また、
人では
急性症状としてインフルエンザのような症状が発現するために
テフロンインフルエンザ"Teflon flu"と呼ばれています。

これに対し、関連企業は、
調理中に高温になることはないと回答し、

それに対して、
非営利団体であるEnvironmental Working Group の検証では
2~5分で充分に高熱に達することを確認しています。
8分で750℃にまで達するのです。




現代社会では、
便利な反面、
生体に大きな影響を与えるものも増えてきました。


いまだに電子レンジを使い、
どこにいてもスマホを利用し、
WiFiをどこにいても使える時代。
誰も、
そんな身近なものに危険があるとは思わないでしょう。




見えない部分にも十分に気を配り
自分の感覚で得た情報を大切に
自分にも地球にも優しく
生活することを目指したいですね。




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