世界的な紛争で
各地に難民が発生しています。

そしてそれは人だけではなく
サイも難民として他の国に避難する計画があります。


密猟が激化している南アフリカからオーストラリアへ移住。

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南アフリカでは、
さまざまな密猟対策がなされているにも関わらず、
殺されるサイの数が増加。

南アフリカでは
2010年以降だけでも
5,000頭以上のサイが角のためだけに
殺されています。

このままでは
2024年までに絶滅するとも言われています。


2024年は
もうすぐです。


そこで浮上したのが、
種の絶滅に備えたバックアップとして
サイを
11,000km離れたオーストラリアへ移住させる計画。


オーストラリアでは、
アフリカよりも
政治的汚職が少なく、
密猟の危険性も少ない。

さらに
サイにとっては自然環境が似ているために
理想的とも言えます。


今年の5月から移住が始まります。
まず最初は6頭のサイをヨハネスブルグの検疫所へ二か月間移します。
それから
オーストラリアのタロンガ動物園へ行き
そこでさらに二か月間検疫を受けます。

その後
南オーストラリア
アデレードのモナート動物園サファリパークへ行きます。

4年かけて
80頭のサイをオーストラリアに移住させる計画です。

theplantheaustralianrhinoproject.org



以前から移住計画はありました。
今回それが実行されたのは、
アフリカのサイが危機的状況であり、
打開策が無い状態に陥ったからです。

1960年から1970年代にかけて
南アフリカのサイを数百頭も
ジンバブエに移住避難させたことがありました。


ところが、
移住したサイを求めて密猟者が入り
全滅させてしまったのです。





今後
オーストラリアでは
広大なサイの保護地区を作る計画もあるようです。


rhinoaustraliatheaustralianrhinoproject.org

近い将来、サイはオーストラリアにしかいない動物になるかもしれません。

もちろん
そうならないために一人一人の意識の向上が必要です。






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