イヌワシ。
英語では、ゴールデンイーグル。

頭と頸部の毛色が
黄金色に光ることからこの名がつけられました。

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日本の「イヌワシ」の名は
クマタカなどと比較して
イヌワシの尾羽を矢羽として利用する場合の価値が低かったため
ワシの中でも劣るという意味でイヌワシと名付けたそうです。
(犬だってぜんぜん劣ってないのに!って私は思う)


日本では
1965年(昭和40年)に種として国の天然記念物
1993年(平成5年)に国内希少野生動植物種に指定されています。

イヌワシは、
人の開発によって生息地が破壊され、
猟で撃ち殺され、
害獣として人間によって繁殖の妨害をしてきた結果
生息数が激減しています。


それは
英国でも同じこと。



この写真は
英国最後のイヌワシ「エディ」です。

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12年前にパートナーが亡くなり
ずっと一羽で過ごしています。

この写真は12年前に
パートナーが亡くなる直前に撮影された
一緒に飛行しているもの。
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エディノパートナーは16個の卵を産みましたが、
どれも無事に孵化せずに
残念ながら
子孫は残せませんでした。


それから12年。
毎年春になると、
エディは、メスを魅了するために
湖の上空で急降下や急上昇をしてみせます。


でも
もう
相手となるイヌワシが存在しないのです。



北のスコットランドには
まだ生き残りのイヌワシは存在しています。

でも英国まで南下してくる可能性はあまりないようです。

ずっと
たった一羽で
大空を飛び回るエディ。

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英国最後の雄姿を見に来る人は
絶えません。

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ブータンには、
「都会にあるものは価値が低く
森にあるものは、
どんな小さなものでも大きな価値がある。」

ということわざがあります。

私たちは、
近代的な生活を目指すあまり、
尊い自然界を犠牲にしてきたことに
ようやく気がつきつつあります。


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