以前当ブログで

末期がんの飼い主を面会して元気づけたお話を書きました。

「ひかたま:死ぬ前に愛犬に会いたい」


今回は
愛する動物との面会を積極的に実践している病院の話です。


話は
ザカリー・ノーブルさんの話から始まります。

彼は、
家庭の事情があり、
祖父母によって育てられました。

その後
ザカリーさんが高校生の時に
祖父母が他界。

ザカリーさんは
カナダのオンタリオ州に引っ越し
叔父と叔母の元で暮らすことになりました。

彼の明るい性格は
誰からも好かれ、
人気者でした。

そして
23歳の時に
ホジキンリンパ腫と診断されました。

化学療法や放射線治療になかなか反応が悪く
期待された幹細胞移植も効果が無く、
病状は悪化していきました。



そして
集中治療室へ搬送。

ザカリーさんは、
大好きな犬たちに会いたいと切望したのです。

そして
面会。

その後、
みるみる元気になり
集中治療室を出て
一般病棟へ。

そこでまた面会したところ
さらに元気になり
自宅療養が出来るレベルにまで回復しました。


彼は
2014年11月に他界しましたが、

ザカリーさんの一件は
病院のスタッフに
自分の愛する動物との面会が
どれだけ
病気の回復の助けになることか
どれだけ
元気をもらえることか

身を持って教えてくれました。

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それ以来
カナダのオンタリオ州にあるジュラビンスキー病院では
「治癒のためのザカリーの肉球」(Zachary's Paws For Healing)
というプログラムを導入しました。

それは、
「重症患者さんは
自分の愛する動物たちと面会することが出来る」
というプログラムです。

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一週間に一回と限定されるものの
愛する動物たちとの面会は、
患者さんたちの勇気と元気をアップさせるのに
驚く程の良い効果があるようです。


動物たちは、
雑菌や寄生虫を持ち込まないよう
まず洗われて
綺麗な姿で面会されます。
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どんな薬よりも
効果的です。

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病院で
重症でも
この笑顔。

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自分の愛する動物が傍らにいるだけで
とても大きな助けになります。
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愛情が
治癒力に強く影響する論文は、
数多く報告されています。
 
恋愛中の人や愛する動物がいる人は
風邪を引きにくく、
愛する対象がいる人は、
血中乳酸値が低く、疲れにくい。

愛する動物がいると、
病気の回復が早く、
心筋梗塞の発作は大幅に減ります。

抱きしめられたり、抱きしめると、
病気にかかりにくくなります。

そして
愛する動物が傍にいると
ボケにくくなり、
寿命も長い傾向があります。

これらは医学的にも証明されています。


日本の病院でも
もっと積極的に取り入れるべきシステムです。



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