米国シンシナティ。

シンシナティ警察のジェームス・ギブンズ巡査は、
いつもの通り
巡回パトロールをしていました。


川の近くの駐車場に
パトカーを停めると
一羽のガチョウが
やってきました。



野生のガチョウは
普通は
人や車には
近づきません。

Kanadagans_Branta_canadensisWikipedia

ガチョウは
ギブンズ巡査に
何か訴えています。



パトカーを
嘴でコツコツと叩いては鳴くのです。

巡査は、
ぽいっと餌を投げてやりました。

でも
ガチョウは
餌には見向きもせずに
巡査に訴えています。


そして、
巡査に見えるように
誘導するかのように
川の方へ歩いては振り向いて巡査を見て
また
川の方へ歩いては振り向いて巡査を見る。

そしてまた、
パトカーに戻って
訴えてくるのです。

巡査は、
ふと何かを感じて
ガチョウが示す方向へと
ついていくことにしました。


およそ100mほどついていくと
そこには、
風船の紐に絡まったまま動けなくなってしまった
ガチョウの赤ちゃんがいたのです。


goosefsYoutube


すぐに救助を出来る動物保護団体はありませんでした。

そこで巡査は、
ガチョウに攻撃されることを怖れ、
同僚のシャロン巡査に応援を要請。

シャロン巡査は、
すぐに駆けつけると
なんら怖れることなく
ガチョウの赤ちゃんの紐をほどき、
助けてあげました。


goose3Youtube



ガチョウは、
赤ちゃんと共に
川へと帰っていきました。




巡査は、
ガチョウが助けを求めて自分のところにやってきたこと
そして、
何かを感じてガチョウについていったこと
どれもが
驚きの出来事だったそうです。



このガチョウの件のように
すべての人
すべての生き物に
共感の心を拡げることで
世界は、
より明るくなります。



巡査が
ガチョウに共感しなければ
助けを求めていることすら
理解できなかったはずです。


この巡査は
この一件で
さらに優しくなったことと思います。



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