米国ケンタッキー州のルイビルで、
競馬のGIレース第142回ケンタッキー・ダービー(ダート約2000メートル)
が行われました。

kentucky-derby-2014pix11.com



20頭の精鋭馬で争われるこのレースに
日本からは
調教馬として21年ぶりに出走した武豊騎乗のラニが出場。
9着でした。

この競馬では、
Superfecta(4連単)方式
と呼ばれる最も予想が難しい賭け方があります。

これは
1着から4着までに入る馬を
順番通り正確に当てなければ
配当金はもらえません。

ほとんど当たることはないため
万が一予想が当たった場合には、
配当金も大きくなります。

今回
このレースの予想に
シリコンバレーの「UNANIMOUS」が開発した
人工知能「UNU」が挑戦しました。

人工知能UNUは
「群知能」Swarm Intelligence)を用いたシステムです。

群知能とは、
自然界に在るアリや鳥や魚の群れのような
分権化しながらも
組織化されたシステムを持つ集合的行動を人工知能に応用したものだそうです。

その人工知能UNUを競馬の予想に使った結果、
なんと
一番難しい4連単方式でも
見事的中!

1着. Nyquist
2着. Exaggerator
3着. Gun Runner
4着. Mohaymen


kentckyUNU.ai

今回の配当は、
5400%だそうです。
競馬はよくわからないのですが、
万馬券というのでしょうか。


この挑戦に同行した
 TechRepublicの記者ホープ・リースさんは、
自分でも馬券を買い
大当たりに満足。

Screen-ShoTwitter



この人工知能UNUは
他にも
アカデミー賞受賞者を専門家の誰よりも正しく予測したり、
NCAAアメリカンフットボールリーグの勝敗予測を70%の精度であてているとのこと。


どんどん賢くなる人工知能。
今後
多くの人の仕事の代わりになっていくことでしょう。



その時に
人工知能を扱う私たちの心の在り方が
問われることになります。




私たちは
自然界に無い「お金」というものを作りだしました。

そして
お金は
幸運をもたらすことも
不幸をもたらすことも
できるようになりました。

幸運をもたらすのも不幸をもたらすのも
私たちの心の在り方次第になりました。



ギリシア神話の中に
ミダス王の話があります。

ミダス王は、
欲望のあまり、
自分が触れるものすべてを純金に変える力を持つことを望みました。

そして
その能力を手に入れたのです。

ミダス王は、
小枝と石に触れると
それらは黄金に変わりました。


王は
とても喜びました。


これで世界中の富が王に集まり、
一生贅沢な暮らしが出来ると思ったからです。

でも
彼が食事をしようとしたとき
食べ物を口に入れようとすると黄金に変わり
水を飲もうとすると、黄金に変わってしまいます。

この欲望に由来する能力が
破滅のもとであることを
ようやく悟ったのです。




人工知能も
これからどんどん発展していくことでしょう。


その時に
髙い霊性を持っているかどうかで、
人工知能を
正しく使い、発展させていくのか
悪用して、破滅へ導くのか
決まるでしょう。



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