レジームシフト(Regime shift)。

普段使わない言葉です。

Wikipediaによると
気温や風などの気候要素が数十年間隔で急激に変化すること。
気候ジャンプとも言う。
気候に限らず、例えば水産資源の分布・生息数の変化といった、自然現象全般、生態系に関しても用いる概念である。」
と説明されています。


簡単に言うと
気候の急激な変化
気候の変動による生態系の急激な変化

を表しています。


もともとは、
マイワシの漁獲量の急激な変化から
この概念が生まれました。

9.biodiversite-maroc.com


海面の水温は、
わずか数℃の変化でも、
魚の餌となるプランクトン量の変化も2~3倍と大きく変化はしません。

でも、
イワシやサンマなど魚類の漁獲量は、
数十~数百倍も変化することが知られています。


しかも
すべての魚類の増減が同調することはなく、
特定の環境の変化が
特定の魚類だけに急激な変化が現れるのです。



最近では、

ずっと不漁続きだったイワシの漁獲量が急に増加してきたり、
新潟県佐渡沖のクロマグロが突然の大漁になったり、
宮城沖でヒラメが大漁
静岡では桜海老が豊漁でした。
三重県では、太刀魚が通常の10倍以上の豊漁。
新潟佐渡では、イカが不漁
富山湾ではブリが不漁でした。


過去の太平洋でのレジームシフトは
1925/26 年、
1945/46 年、
1956/57 年、
1970/71 年、
1976/77 年、
1988/89 年、
1998/99年に起きています。

そして
今、世界中で大きく変動期に入っています。 


私たちは、
海の中で起きていることを
ほとんど把握できていません。

いまだに世界中で
さまざまな角度から
研究が行われています。


ある魚のレジームが、
その魚にとっては不適となると
個体数が激減します。


すると不漁となり、
不漁が続くと
その魚は高級魚となります。


高級魚となると
さらにそれを狙った漁が行われてしまうのです。

それは
持続的な漁とはかけ離れたもの。
わずかな漁獲量でも、乱獲と同じことになってしまいます。


例えば
ミンククジラは、
マイワシが多い時代にはマイワシをよく食べていましたが、
マイワシの個体数が減ると
カタクチイワシに主食をシフトしていたのです。

私たちも
高級になってお金になるから獲るという考え方から
個体数の少ない種を守るという
レジームシフトを考慮した漁業が必要だと思います。



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