最近子供がゴリラの檻に落下して
ゴリラを射殺するという事件がありました。


1990年には、
男性がチンパンジーの檻に飛び込んで
チンパンジーを助けるという事件も起きています。


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デトロイト動物園。

動物を見に来ていたトラック運転手のリックさんは、
チンパンジーを見ていました。

30分ほど見ていて、
立ち去ろうとしたときに
何かが水の中に落ちた音を聞きました。

戻って見てみると


一匹のチンパンジーが堀の池に落ちて
溺れているのを目撃しました。


他のチンパンジーとケンカをして
必死で逃げようとしたときに
水に落ちてしまったのでした。
 

この18歳のチンパンジーは、
赤ちゃんの時に、
森で両親を射殺して、奪ってきた個体で
生まれてから一度も泳いだことはありません。

このチンパンジーの施設はまだ新しく
数か月前にも
メスのチンパンジーが溺れ死んでしまう事故が起きていました。

チンパンジーは、
人間と違い全身が厚い筋肉でおおわれており
体脂肪があまりないために
水の中では
容易に沈んでしまいます。
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この時も
池の中で溺れて
水の中でもがき苦しみ
沈んでいくのを観客たちがただ眺めていたのです。



リックさんは、
溺れていくチンパンジーと目が合いました。


その時にこうテレパシーのメッセージを感じたそうです。
「たくさんの人が見ているのに
誰も私を助けようとしてくれない。」



彼は、動物園スタッフの制止を振り切り、
柵を超えて、
堀の中に飛び込んで
溺れて死にそうになっているチンパンジーを助けたのです。
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彼は、体重60kgを超えるチンパンジーを陸に引き上げましたが、
すでに意識を失っていて、
生きているのかどうかわからなかった状態でした。

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でも、ぎりぎりのところで助かりました。

動画です。




「目を合わせると、何か感じることが出来るでしょう。」
霊長類学者ジェーン・グドール





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