今日は
まもなく7月20日発売(amazonで予約中)の
「実践 動物と人のためのホメオパシー 」
のご紹介。

本書から内容見本続編です。




ホメオパシーに興味のある人だけ
読み進めてください。




各論の項目から
「出産前後のケア」からの抜粋です。

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出 産
 

犬の妊娠期間は、
およそ5865、多くは6163日前後が一般的です。
 

猫の妊娠期間は、
およそ6469多くは67日前後が一般的です。
 

犬の場合には、
難産になることがありますので、
42日目以降の妊娠後期からは、
安心して出産できるお産箱を用意して
さらに
基礎体温を毎朝測定しておくといいでしょう。
 
 

 

異常分娩には、
早産、
出産遅延、
分娩時間の異常延長、
難産
などがあります。
 

 

異常分娩の場合には、
ホメオパシーは基本的に応急処置として考え、
必ず動物病院に連れて行く前に行きましょう。
 

 

難産では、
早急に適切な治療を施さないと、
母子ともに生命の危険を及ぼすことがあるからです。
 

 

難産は、
人の手助けが無ければ分娩困難な場合を言います。

 

難産の主な原因には、
母体側の要因

胎児側の要因
があります。

 

母体側の要因には、

難産犬種、
難産猫種、
陣痛微弱、
子宮無力症、
女性生殖器の先天性異常、
腫瘍、
骨盤狭窄、
子宮捻転、
子宮破裂、
横隔膜ヘルニア、
鼠径ヘルニア、
母体衰弱、
オキシトシン低下、
プロジェステロン過剰
など。
 

胎児側の要因には、

過大胎児、
胎児の位置異常、
奇形胎児、
ホルモン異常
などがあります。

 
 

 

犬の場合は、
65日目過ぎても生まれてこない遅産の場合、
動物病院に相談しましょう。
 

その他心配な場合には、
必ず動物病院へ相談しましょう。
 

 

妊娠前期について
 

妊娠期間の最初の21日には、
犬でも人と同じような、
つわりの症状が出る場合があります。
 

味覚の変化や食欲不振、吐き気、嘔吐などです。
つわりは妊娠したことによる体の変化に伴うものであり、
治療につながるような原因メカニズムは明確にはわかっていません。
 

たいていは一過性のもので、
すぐに治りますが、
嘔吐を繰り返す場合には、
ホメオパシーを考慮します。
 

 

つわりのためのレメディ&症状
 

Cocculus indicus

ツヅラフジ
 

食後に吐き気があります。
唾液がたくさん出ます。
吐き気は食べることや食べものの匂いによって悪化します。
車酔いや船酔いが悪化します。
冷たい飲みものを欲しがります。

 

Ipecacuanha
吐 根
 

吐き気が強く、
吐いても楽になりません
体を動かすと吐き気が強まります。
唾液が多く出ます。
舌はきれいなままです。

 
 

Oenanthe crocata  
ウォータードロップウォート 

 

このレメディは、
月経周期に連動して、
てんかん発作を起こしやすい場合のレメディです。

妊娠中にてんかん発作が悪化する場合に考慮されます。
夜睡眠中にも悪化する傾向があります。
瞳孔は散大します。
発作中に尿失禁してしまう例もあります。
通常のてんかん発作の補助治療として用います。

 

 

Phosphorus
白 燐
 

飲んだ水が胃の中で温まると、
すぐに吐いてしまいます。
そのため冷たい水を好みます。
吐いたものに血液や胆汁が混ざっていたり、
コーヒー色のものを吐くことがあります。



 

Sepia
ヨーロッパコウイカ
 

妊娠すると、
体の反応は一般体質にSepiaがある程度加わってきます。
妊娠初期の身体の変化の調整に使われるレメディです。

つわりの吐き気は、
食事の匂いを嗅いだり
見たりしただけでも起こってきます。
食事後に嘔吐してしまいます。
朝食前に気もちが悪くなることがあります。
 

 
 

Symphoricarpus racemosus
スノーベリー
 

つわりがひどく長い場合に考慮されます。
吐き気は動くことによって悪化します。
食べものを見るのも嫌います。
やや高めのポテンシーで使用されます。
 

 
 

Tabacum
タバコ
 

吐き気、嘔吐があり、
涎がたくさん出ます。
水様便を伴うことがあります。
吐き気は動いたり、乗り物に乗ると悪化し、
新鮮な外気で楽になります。

 



 

出産前について
 

妊娠後期に、
お産箱の準備と犬の場合には基礎体温の測定。
 

そして
妊娠60日目からは
毎日しっかりと状態を観察します。
 

観察のポイントは次の通りです。

基礎体温の低下(犬の場合、出産の10時間前に一番低下(約11.5℃)します。猫はあまり低下しません。)

落ち着きがなくなってくる

営巣行動がはっきりとしてくる

呼吸が普段よりも早くなる

食事をあまりとらなくなる

頻尿になる

外陰部から透明な粘液が出てくる

 

不安なことがあれば、
かかりつけの主治医や交配したブリーダーさんに相談しましょう。
 

 

出産のためのレメディ&症状
 

Caulophyllum
 

出産前のための第一選択レメディです。
お産を楽にします。
 

妊娠後期(妊娠期間を三分割した場合の最後の期間)に
週一回30cを与えます。
 

Caulophyllumは妊娠中に服用するレメディの代表であり、
人、牛、豚、犬で研究が行われ、
それぞれ有効性が確認されています。

 

 

流産を繰り返している場合の流産防止には
次のレメディを考慮します。
 

Vibrunum 妊娠期間の最初の四分の一

Secale  妊娠初期と妊娠後期にそれぞれ30c 一回投与します。

 


 

出産中

 

分娩は、
まず子宮頸管の拡張が起こります。
 

そして
子宮が収縮し、
陣痛が始まります。

この時にまず、
胎水が入った胎胞(尿膜)が破れます。
 

これが一時破水です。
 

さらに陣痛が進み、
胎児が産道へと入ります。

その刺激でオキシトシンの分泌はさらに進むことで、
陣痛は強まります。
 

胎児が生まれてくる時には、
羊膜が破れて、
二次破水が起こります。
 

胎児が生まれる時に、
またはその後に
胎盤と残りの胎膜が出てきます。
 

一匹の胎児が生まれると、
一旦休憩状態になります。
 

犬では30分から2時間程度のことが多いのですが、
犬種や胎児数、
母犬の年齢や状態によって
異なります。

初産だったり、高齢、肥満などでも
分娩時間は延長します。
 

猫では、
正常でも、
時に半日以上経ってから次の胎児を生むこともあります。

 

胎児は、
頭から生まれても、
お尻から生まれても
正常です。


下を向いて生まれてきます。

 

 

レメディ&症状

 

 

Caullophyllum thalictroides 
ブルーコーシュ ルイヨウボタン

 

安産のための代表的レメディです。

特に、子宮の収縮が弱い場合に使用します。
効果を出しやすくするために、
低いポテンシーを頻回に与えてください。
 

出産前に体調を整えるためにも、
出産後の胎盤収縮不全にもとても有用なレメディです。
 

このレメディは、
二重盲検法によって、
人を始め、犬やウシ、ブタなど様々な動物で
その安産効果が実証されています。

 

 

 

出産後
 

出産後全般

Arnica montana  
アルニカ

 

出産による性器のダメージの回復を促進させます。
 

また出産後の胎盤停滞にも使われます。
新生仔の分娩中に起きた頭血腫にも使います。

 
 

Apis mellifica  
ミツバチ
 

出産により、浮腫や炎症をおこした場合に考慮されます。
Apisは、作用が素早く、
あまり長くは続きません。
そのため急性の場合には、
10分おきに投与することもあります。

 

 

Bellis perennis 
デイジー(ヒナギク) 

 

このレメディは、
一般的な痛み、外傷、打ち身に対して使われ、
その作用はArnica に似ていますが、
特に腹部や骨盤周辺、女性の生殖器に非常に強い親和性を持っています。
 

そのため、
出産や帝王切開の後には
arnica同様によく使われます。

 


 

 

続きは、本書で。








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