米国カリフォルニア州とネバダ州の州境にあるタホ湖のポ-プビーチです。

水遊びをしている人々に混ざって

お母さんグマと仔グマたちが
水浴びに来ています。
bear33Youtube


とても楽しそうに
水遊びしています。
besr346Youtube


あー楽しかった、という感じで
森の中へと帰っていきました。
bear35Youtube


こちらは動画。



山にいると
運が良ければ
クマを見かけることがあります。

でも
なかなか見ることができません。
それは、
クマの方が遠慮して
人の気配があると隠れたり遠くに行ってしまうからです。



私たちは、過剰にクマを怖れるようになってはいないでしょうか?
そもそもクマの生息地に侵略し続けているのは、人の方です。

私たちは、
「野生動物とのよりよい共存共栄」
を考える時期に来ていると思います。



それは一緒に暮らすということではなく、
人は人の領域、
クマはクマの領域
お互いの生活圏を人が尊重すること。




知床財団が
2102年に
ヒグマに対する餌付け行為を禁止するキャンペーンとして
ポストカードを大量に作成し
配布しています。

その裏面に悲しい出来事が載っています。

uploaded知床財団

「ソーセージの悲しい最後
コードネーム97B-5、またの名はソーセージ。
初めて出会ったのは1997年秋、彼女は母親からはなれ独立したばかりだった。
翌年の夏、
彼女はたくさんの車が行きかう国立公園入口近くに姿を現すようになった。
その後すぐ、とんでもない知らせが飛び込んできた。
観光客が彼女にソーセージを投げ与えていたというのだ。

それからの彼女は
同じクマとは思えないほどすっかり変わってしまった。
人や車は警戒する対象から、食べ物を連想させる対象に変わり、
彼女はしつこく道路沿いに姿を見せるようになった。
そのたびに見物の車列ができ、
彼女はますます人に慣れていった。
 
我々はこれがとても危険な兆候だと感じていた。
かつて北米の国立公園では、
餌付けられたクマが悲惨な人身事故を起こしてきた歴史があることを知っていたからだ。 
我々は彼女を必死に追い払い続け、
厳しくお仕置きした。
人に近づくなと学習させようとしたのだ。
しかし、彼女はのんびりと出歩き続けた。
 
翌春、ついに彼女は市街地にまで入り込むようになった。
呑気に歩き回るばかりだが、
人にばったり出会ったら何が起こるかわからない。
そしてある朝、彼女は小学校のそばでシカの死体を食べはじめた。
もはや決断のときだった。
子供たちの通学が始まる前にすべてを終わらせなければならない。

私は近づきながら弾丸を装填した。
スコープの中の彼女は、一瞬、あっ、というような表情を見せた。
そして、叩きつける激しい発射音。
ライフル弾の恐ろしい力。
彼女はもうほとんど動くことができなかった。
瞳の輝きはみるみるうちに失われていった。

彼女は知床の森に生まれ、
またその土に戻って行くはずだった。


それは、たった1本のソーセージで狂いはじめた。
何気ない気持ちの餌やりだったかもしれない。
けれどもそれが多くの人を危険に陥れ、
失われなくてもよかった命を奪うことになることを、
よく考えてほしい。」



たった1本のソーセージが
射殺に繋がってしまう。


それが好意から差し出したものであっても、
悲劇へと繋がることがあります。

それでも
観光客の餌やりはかなりありました。

北海道では、
昨年から野生のクマへの餌やりを厳しく禁止しています。
IMG_4975





今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。


人気ブログランキングへ