海の生物はとても長生きです。

このサメ。
Somniosus_microcephalus_okeanosWikipedia


このサメは、体がとても大きく、
なんでも食べる食性のために危険動物と言われてきました。
でも、
動きがとてもおそくて
実際には人に危害を加えた例はほぼありません。

身体は全長4~6mほどと、
とても大きいのに、
1年に成長するのは1cmほどです。

そのため長寿であると推測されていました。

57acf5d5170000ae02c72b19Jurius Nielsen


今回は デンマークのコペンハーゲン大学の研究チームが
ニシオンデンザメの寿命を調べました。

ニシオンデンザメ28匹の眼球内にある水晶体を使って
放射性炭素年代測定法を使って年齢の特定を行いました。 

その結果は
平均寿命は少なくとも272歳
大きい個体では、
およそ400歳。


成熟するまでに
150年を費やすこともわかりました。

150歳では若い個体なのです。

そのために
大きな問題が・・。

現在このニシオンデンザメは数が減っています。
でも
成熟するまでに150年もかかるために、
個体数が増えるまでには
とても長い年月がかかるのです。



人の活動に大きく影響されて
個体数は減少しているのです。

現在では、気温上昇に伴い
北極圏周辺での漁が拡大される計画があります。

この貴重なニシオンデンザメは
よく網にかかってしまい混獲されてしまうのです。

そのため
さらに個体数が減少すれば
絶滅の道を歩むことになります。

絶滅を避けるためには
私たちが目の届かないところまで
細やかな気配りすることが必要です。


それがなければ
知らないうちに絶滅してしまう。

実際に私たちが知らないうちに絶滅している種は
とても多いと試算されています。



安土桃山時代の武将、大名に石田三成という人物がいました。
関ヶ原の戦いの際に
西軍側の名参謀として知られています。

この石田三成の逸話として
「三献の茶」があります。

 
豊臣秀吉が鷹狩の帰りに、
喉が乾き、茶をもらいに、
ある寺に立ち寄りました。

その時に対応した寺の小僧は、
まず
最初に大ぶりの茶碗にぬるめの茶を一杯に入れて出しました。
喉の乾いていた秀吉は、それを一気に飲み干しました。

まだ喉が渇くので、
秀吉は、もう一杯持ってこさせました。
 
次に小僧は、
やや小さめの碗に、やや熱めにした茶を出しました。
 
秀吉は、これは気が利いているなと思い、
試みにもう一杯所望したところ、
今度は小さな碗に熱く点てた茶を出してきました。
 
相手の様子をよく観察して
相手の欲することを察して行動に移す。


この心働きに感じいった秀吉は、その小僧を城に連れて帰り家来としたのです。
この小僧が、のちの石田三成と言われています。


動物の保護でも
このような細やかな気配りが必要なのは
言うまでもありません。



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