このグラフ・・・。

アフリカゾウの生息数の推移です。


image[12]CNN

驚くほど急速な勢いで
地上から消えています。



9月1日に
米国ハワイ州で開催された国際自然保護連合(IUCN)の会合で
2013年12月から3年間実施された
飛行機による上空からの
草原に住むゾウたちの大規模生息数調査の結果が発表されました。

「大規模ゾウ生息数調査(Great Elephant Census)」です。
suevvgreatelephantcensus.com

その結果、
調査対象の18ヵ国中
15ヵ国でゾウが激減していました。


2007年から2014年の8年間だけでも
約14万4000頭が減ってしまい
30%のゾウが減少しています。

特に激減したのは、
アンゴラやモザンビーク、タンザニアなどの密猟が多発している国でした。
また、
内戦状態の中央アフリカと南スーダンの調査は実施不可能でしたが、
減少が予想されています。


長い悠久の歴史の中で
これほど急激に殺されてしまうということに驚きです。



今回確認されたゾウの大部分は、
法的に守られた保護エリア内に生息するもの。


つまり、
法的に守られなければ
野生のゾウは殺されてしまうことを意味しています。



次の図は、
ゾウの生息数の増減を示しています。

赤色の部分が減少
黄色の部分が安定

緑色の部分が増加
を示しています。

image[6]CNN


このペースでは、
本当に絶滅してしまいます。


elephhCNN



このゾウの大量殺戮には日本人が大きく関与しているのです。


日本は、いまだに世界有数の象牙消費国なのです。

今までの償いとして、
ゾウたちの保護と繁栄に
日本の頭脳や資金が少しでも使えたらいいなと思います。

例えば
高速増殖炉であり高速税金焼却炉となっている「もんじゅ」にかけるお金の一部でも
有効利用できるならば、
世界中のゾウたちを助けることができるのですから。




日本には古くから
「鎮守の森」というものがあります。

鳥居をくぐり
参道を歩き始めると、
今までの喧騒から離れて
いつのまにか大木に囲まれて
すがすがしい空気と
厳かな雰囲気があります。

そこには、たくさんの生物と
目には見えない精霊を感じて、
心身共に浄化されるように感じる人も多いことでしょう。



そこが鎮守の森です。

昔の人たちは、
最初は、小さな神社であっても
自分たちの氏子神社のためならば
自分たちの土地を喜んで無償で提供して
一緒になって
鎮守の森を作り上げていったのです。

時間が経つと
木々が育ち、
やがて豊かな森へと育っていきました。

心を込めて作った環境。
すべての生命が尊ばれる環境。
だから神が宿るのを感じることが出来るのです。


神社は、建物だけが神の社ではなく、
鎮守の森も含めての神の社なのです。



ところが、近年では、
山の植樹というとお金になる木を均一に植えてしまう。
そこには、
豊かな生態系が出来ることはありません。

そして時期がくると
容赦なく、すべて切り倒す。

これが当たり前の世界になると
生き物に対する敬意など
必要ない世界になってしまいます。

万物に対する敬意の欠如が、
ゾウの大量殺戮にもつながります。



自然とそこに生息する生物たちを守るには、
物質的なことだけでなく
目に見えない価値観を知ることが大切です。



日本人には、
まだ心のどこかに
鎮守の森の精神が眠っていると思います。

ゾウの保護には
多くの人たちの真心が必要なのです。
鎮守の森を作り上げた時のように
皆が喜んで参加することができたら、
ゾウたちの環境は大きく変わるでしょう。


ゾウを地上に残すのは、
日本人の役目なのかもしれません。




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