牛のマギーと心配性の農家のお兄さんのお話です。 

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マギーは、メスのブラウンスイス牛。

広い牧場でゆったりと過ごしています。
良質の草を食べ
良質のミルクを出します。
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マギーは、
牧場の草が大好きですが、
何よりも大好きなのは
お友達のハンクちゃんです。

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ハンクちゃんは、スコットランドのハイランド牛の仔牛です。

マギーの子供として一緒に暮らしています。

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いつも一緒。
いつもマギーはハンクの身体を舐めてあげています。

ハンクもマギーに寄り添います。
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でも、
引き離される日が来ました。


マギーが妊娠したからです。
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飼い主は、
ハンクが生まれてくる子牛に危害を加えないよう心配して
引き離しました。

それが双方にとってストレスになることはわかっていました。


でも
万が一のことを考えると
心配だったのです。

彼は、
いつでもマギーの様子を見に行きました。


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朝も
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昼も
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夜中も。
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毎日マギーの様子を見に行きました。
とにかく心配でした。



でもある日
たまたま
一晩様子を見に行かない日がありました。

翌朝、
牧場の奥にたたずむマギーを見つけました。

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そして、
その横には、子牛らしき物体が横たわっています。
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そっと触れてみました。

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マギーが、子牛を舐めると
子牛は目を覚ましました。
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とてもいい顔をしています。
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彼は、
何も心配することなど
必要なかったのです。


心配は、なんの恩恵ももたらしませんでした。

彼は、
このマギーとのかかわりの中で、
心配や不安にだけ多くの時間と労力を消費するのは
意味のないことだと
ようやく理解したのです。






心配は、
ほとんどの場合
自分の妄想が作り出す、
漠然として不透明性な最悪の仮想予測です。

達磨大師の元で、
修行していた頃の慧可大師が
達磨大師に相談しました。
「どんなに修行しても
不安があります。
どうしたらいいのでしょうか?」

そこで
達磨大師は言いました。
「お前の不安をここに持ってきなさい。」

慧可は不安を持ってくることができませんでした。
それを達磨大師に伝えると、

「ほら、もう不安というものが実際には存在しないことがわかったな。」
と笑いました。


ある大学の研究報告では、
過剰に心配する人たちの特徴として
「今」を生きていないという共通点があることが判明しています。


ミシガン州立大学の研究では、
心配症の人と心配しない人では
ストレスがかかったときに
脳の働き方が、全く異なって機能することが明らかになっています。



心配性の人は、
心に柔軟性が乏しく、
一度自分の妄想に囚われると、その考えに固執してしまう傾向があります。
そして
最悪の事態を妄想するだけではなく、
それに対処する自分の能力に対して全く自信がないのです。


心配しない、おおらかな性格の人は、
視野が広い傾向があり、
物事をより柔軟に考えるので、
悪い方向へと進んで行く意識の檻に閉じ込められることがありません。

そして、
万が一の事態があったとしても、
なんとか切り抜けられるという自信もあります。


 
心配や不安感は、
宇宙の完璧な叡知を信頼しないことから始まります。

 

問題が解決できるのであれば、何の心配も必要ないし、
問題が解決出来ないのであれば、心配する意味はありません。




心配は、意味がないことが多いのですが
祈りは、とても有益です。



ネガティブな妄想を元に心配するなら、
そのエネルギーを
ポジティブな想像の祈りに代えてしまいましょう。 


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