クロゴケグモ。

このクモは、
北米南部から中南米に生息する黒い蜘蛛で、
強力な神経毒を持っています。

このクモは、
草地や野原、道路脇、民家の庭などに見ることができます。


このクモは、
世界三大毒グモの中でも
最強の毒を持つことで古くから有名です。


世界でおよそ4万種いる蜘蛛目の中で
三大毒蜘蛛は、
クロドクシボグモ、
シドニージョウゴグモ、
クロゴケグモ
と言われています。

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クロゴケグモの毒は、
セロトニンなどの発痛成分、
筋肉に痙攣や麻痺を起こすα-ラトロトキシンなどの神経毒成分、
アナフイラキシーショックを起こす高分子成分、
リポプロテイン、ガンマ-アミノ酪酸、ヒアルロニダーゼ、細胞毒性プロテアーゼなどが含まれています。

マウスを使った実験では、
0.1mgという微量で致死に至ります。

クロゴケグモ刺咬症の主な症状をもたらす成分は神経毒です。

この神経毒は、
判っているだけでも15種類以上あり、
それぞれの成分ごとに、
さまざまな作用を示します。


さて、
昆虫には
さまざまな細菌が共生していることは
よく知られています。



このクロゴケグモの体には
共生しているヴォルバキアという細菌が
クロゴケグモの細胞膜内に存在します。



その細菌には
ファージWOという天敵がいます。


ファージWOは
細菌に感染するウイルスの一種です。


ファージの模式図では
月面着陸したアポロ宇宙船のような形で
描かれています。
Phage-Therapyphages.org


このファージWOは、
クロゴケグモに共生する細菌の細胞内に侵入するために
驚く手法を使っていました。


まず、
ファージWOが
クロゴケグモの持つ毒液の遺伝子コードを読み取って、
自分の中で複製します。


そして
複製したその毒素を利用して
クモの細胞膜を溶かして侵入し、
細胞膜内の細菌に感染していることが判明しました。

さらに、
このファージWOは、
細胞から脱出する時にも
この毒素を利用しているようです。


まるで
スパイが
セキュリティ万全の建物に
最新テクノロジーを使って
鍵を複製して
侵入するようなことを

いとも簡単にやっていたのです。

mission-impossiblemubi.com

私たちの世界には
まだまだ知らない世界がたくさんあります。



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