たった8分の手術で
視力が3.0になり、
その効果が一生持続する。

こんな治療法が開発されました。

視力矯正眼内バイオニックレンズOcumetics Bionic Lensを開発したのは
カナダにあるOcumetics Technology社

bionic-lens-20 CBC News


手術は
白内障手術と似ていて
バイオニックレンズ専用の注射器を使います。

bionic-lens-20150518CBC News


注射器の中に折りたたまれたバイオニックレンズを
眼球に注入すると、
レンズが眼球の中で開いて、
固定されます。


開発したオキュメティックス・テクノロジー社によると
バイオニックレンズは眼内で経年劣化することがないために、
一回の手術で
生涯にわたって視力を保つことが可能だとしています。



このレンズは
2016年4月に開催された米国白内障・屈折手術学会(ASCRS)で発表されました。

いまはまだバイオニックレンズが機能する詳細なしくみが
明らかにされていません。

現在
バイオニックレンズの動物実験を進めていて
実験で良好な結果が得られ、
計画通りに臨床実験が進めば、

2017年にはカナダとヨーロッパでの認可を目指しています。
米国での認可は、
さらに2-3年先になる見通し。

手術費用は
各医療機関の医師の判断によるため確定できませんが、
予想では
一つの眼につき3,200ドルくらいと予想されています。



ただし、
この手術は結果が良好なものであれば
需要はとても多いと予想されるため
術者の腕の違いで
問題が発生することも考えられます。


以前も
安全なはずのレーシック手術では
需要が多かったために
眼科専門医よりも
美容外科系の施設が大々的に手術を開始した結果
「レーシック難民」という後遺症に苦しむ人たちが発生しています。


まずは
眼科専門の外科医に執刀してほしいなと思います。






いずれ研究が進めば
動物の目の良いところも取り入れられるのかもしれません。


動物たちは
独自にさまざまな眼の進化を遂げているからです。


広い視野と高度な焦点調整能力を持つ鳥類の中でも
鷹や鷲などは、
眼の奥にある網膜の光を感じる部分に
150万個の視細胞を持っています。

(人は20万個しかありません。)

さらに
鷹や鷲の眼球の中には
櫛状体という映像をより鮮明化するための器官があります。

だから
上空からでも
小さな生き物を判別することが出来ます。

Booted-eagle-eye-detail arkive.org



昆虫の眼は
複眼という構造を持つものがいます。

細長い棒状の眼が集合して一つの眼を形成しています。
ハエでは
800個
アゲハチョウでは10,000個の眼が集まっています。

05_02_2013_dragonfly-eye smithsonianmag.com

compound_eye lis.epfl.ch/curvace


そのため
人では想像がつかないほど
動体視力に優れています。

人の眼では全く認識できない銃から発射された弾の動きなども見えるそうです。



海の中の生物でゴカイの仲間であるケヤリムシは
種類によって
単眼だったり、複眼を持っています。
岩に固着しているケヤリムシが、
何故これほど眼を進化させていったのかは
いまだ謎です。


動物には
さまざまな優れた特性がありますね。



でも
動物を遥かに超える眼は

実は

人間。


そう、
第三の眼

そして
千里眼です。


私も自力では不可能ですが、
ヨガの修行中に
ある高名なヨギの師のお力添えで
千里眼を経験させていただいたことがあります。


私のような未熟な段階では
個人的な内的体験を喧伝することは許されないのですが、
一度でもこのような経験をすると

人間が想像をはるかに超える能力を潜在的に持っていることが
現実であることに驚きます。


これらの能力に関する技法は、
いくつかの古代インドの書やその解説書などに記載されていますが、

これらの能力は
それを目的で修得するものではなく、
心が静謐に満たされて無執着になった時に
自然と身につくべきものであるとされています。

パタンジャリ大師は、
五感を超えた超知覚の発達は
心の集中を助けることを述べているものの、
これらの能力は
ヨガの道をすすむ上で身につく副産物のようなものであり、
悟りの道にとっては
障害となることもあると注意を促しています。


禅においても、
これらの能力の獲得を目的とすることは、
大悟の妨げになると戒めています。



このような特殊能力は
誰でも
欲しいと思うでしょう。

でも
それ自体エゴになってしまいます。

それを人のために役立てたいからという名目があるかもしれません。
この名目も
根底には
エゴが隠れているはずです。


でも
いつの日にか
誰もが
このような能力があることを
実感する日がくるのでしょう。




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