オーストラリア南部で、
「雷雨ぜんそく」が発生しています。

少なくとも4名が死亡し、
一万人近い人たちが救急で
病院で治療しています。

「雷雨ぜんそく」とは、
花粉の大量発生と雷雨が重なったときに起きる現象です。

雷雨の時には
大気中の湿気によって
空気中に巻き上げられた花粉が
水分を一気に吸収して、膨張し、破裂します。


普段は花粉は大きいために
鼻腔内で捕捉されますが、

破裂して小さな破片になった花粉は
気管支や肺といった気道内に到達してしまい
雷雨喘息が発症します。


asthmarunningagainsttrafficking.blogspot.jp
花粉の破片が気道内まで到達すると
アレルギーを持っている人は
気管支がアレルギー性の炎症を起こして、
気道上皮が腫れ上がり、
気道の内腔を狭くします。

さらに
気道内の花粉を除去しようとして痰が多くなり
呼吸困難になってしまいます。




今回のオーストラリアの雷雨喘息では
救急車を呼ぶ緊急電話が
呼吸困難を訴える人たちで
5時間にわたって鳴り止まない状態となりました。


このような例は珍しいものの
日本でも
雷雨の時には気を付けた方がいいのかもしれません。


日本でも
台風の時には
喘息の発症が増えることが知られています。
 

今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。

 
人気ブログランキングへ