ドライアイ。

ドライアイは、
涙の分泌量が減ったり、
涙の質が低下することによって、
目の表面を潤す力が低下して乾きやすくなった状態です。


日本では
1000万人から2000万人はいると推定されています。

最近は
スマホやコンピューターの普及と過剰な使用によって
ドライアイは年々増加傾向にあります。


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ドライアイが悪化しやすい主な要因としては

加齢
性別(女性の方がなりやすい)
過剰なストレス
スマホやコンピューターの使い過ぎ
乾燥しすぎた環境
喫煙
コンタクトレンズの使用
防腐剤入りの点眼液
内服薬(一部の血圧降下薬、向精神薬、尿漏れ治療薬、抗がん薬など)
マイボーム腺機能不全
結膜弛緩症
シェーグレン症候群やアミロイドポリニューロパチーなどの全身疾患
などがあります。




一般的な治療としては
点眼液です。

ひどい場合には
涙点プラグを埋め込む外科的な方法もあるようです。

また
治療には
環境の改善や
悪化要因の改善も必要です。




点眼液も根本治療ではなく
眼を保護するために使われます。


オーストラリア・メルボルン大学では
ドライアイ症状を改善する方法として
オメガ3脂肪酸
を摂取する研究を行っています。


「A Randomized, Double-Masked, Placebo-Controlled Clinical Trial of Two Forms of Omega-3 Supplements for Treating Dry Eye Disease.」

Ophthalmology. 2016 Nov 3; pii: S0161-6420(16)31373-2

この研究では
軽度~中等度のドライアイ患者60人を被験者としています。

無作為に3つのグループに分けて
90日間摂取して
眼の状態を比較しています。

オリーブ油摂取群:1,500mg/日
オキアミ油(クリルオイル)摂取群:エイコサペンタエン酸(EPA)945mg/日+ドコサヘキサエン酸(DHA)510mg/日
魚油摂取群:EPA 1,000mg/日+DHA 500mg/日


ドライアイの状態は
涙液浸透圧

ドライアイ自覚症状(眼表面疾患指数:OSDI)
によって評価されました。



その結果、

涙液浸透圧:オキアミ油摂取群と魚油摂取群で改善
OSDIスコア:オキアミ油摂取群で優位に改善
涙液層破壊時間と眼球発赤:オキアミ油摂取群と魚油摂取群で改善
涙液中炎症性サイトカイン濃度:オキアミ油摂取群で改善


総合的に判断すると
オキアミ油が
ドライアイの改善に効果があるという結果になりました。




オキアミ油は
クリルオイルとして知られています。

優れた吸収性と強い抗酸化作用を持つアスタキサンチンも含み
さらに
原料のオキアミは世界で最も清浄な海の一つである南極海から採取されています。

この油は
月経前症候群(PMS)や記憶力向上、心臓病予防などにも人気があります。


オキアミを食べているクジラが
驚くほど長寿なのも
この栄養も影響しているのでしょうか。

(⌒∇⌒)


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