以前
アフリカゾウたちの牙が
どんどん小さくなっていることを
ブログで紹介しました。

ひかたま:巨象絶滅 最後の伝説の巨象サタオ


現在
アフリカでは、
牙のないゾウが増加しています。


生まれつき象牙がないのです。

以前から
牙なしで生まれるゾウは 2-6%ほどいましたが、
現在
すでにいくつかの地区では
ほとんどのゾウ、
98%のメスのゾウが
牙なしで生まれてくるそうです。

例えば南アフリカのアドゥ・エレファント国立公園に生息する
メスのゾウの98%は
牙がありません。


そして、
牙の持たないメスから生まれてくるゾウも、
そのほとんどが牙がありません。

herd-elephants-getty (1)independent.co.uk

動物保護団体エレファント・ヴォイス代表の
ジョイス・プールさんは
ゾウを30年以上観察してきましたが、

密猟と牙なしで生まれるメスの象の割合には直接的に関係がある
と述べています。

1931年に
アドゥ・エレファント国立公園公園が出来た時には、
すでに密猟者が
ゾウ大部分を殺してしまった後でした。

生き残りはたったの11頭。
メス8頭、オス3頭だけでした。
メス8頭中、
4頭には牙がなかったのです。
だから
密猟者も殺さなかったのかもしれません。


また2008年の調査では
象牙の大きさが
100年前の約半分にまで小さくなっています。

これも
密猟者が大きな象牙を持つ個体を優先して
殺していった結果です。



牙は、
水を掘り当てたり、
食料を得る時、
大きな倒木を動かすとき
などに使われるほかに
自分の身を守るためや
性的なアピールで役に立っているといわれています。


いずれ
牙の無いゾウが普通となり、
牙のあった時代は昔話となってしまうのでしょうか?

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