戦争や紛争、異常気象などで
世界中で難民が急増している中で
陸続きのヨーロッパ各国では
難民流入を阻止するためのフェンス作りが一般的になってきています。

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それが
野生動物にとって
死活問題になっています。



このように・・・。

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皮膚は裂けて
すべての肢先は真っ赤にただれています。

地面にはもがき苦しんで
凹んだ穴があいています。




そもそも
野生動物たちには、
人が勝手に決めた国境など関係なく、
自分たちの生息地を自由に移動しながら生活してきました。



それが
ある日突然
生息地を遮るように
有刺鉄線のフェンスが出来てきたのです。







この図は
現在のフェンスです。
赤色はすでにフェンスを設置済み
オレンジ色は、部分的に設置済み
青色は、現在建設中または計画中のもの。

今後
どこもフェンスだらけになっていきます。
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こちらは
スロベニアとクロアチア国境にあるフェンス(赤色)と
野生のオオカミの行動(灰色)をGPSで追ったもの。


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有刺鉄線フェンスによって、
オオカミの行動が著しく制限されてしまったことが一目瞭然です。




野生動物はフェンスのために
どこまでいっても
向こう側へと行けなくなりました。
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頑張っていこうとしたら
こうなります。

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野生動物は生きるために
行動範囲が人が考えている以上に
広いのです。


ヨーロッパだけではなく、
アジアも
北米も
驚くほどの長さのフェンスや壁が出来上がっていて

すでに多くの野生動物が犠牲になっているとの報告がでています。


とても多くの犠牲が出ているにもかかわらず
国境にフェンスを作ることは
今後も強化されていくようです。


本来の地球と
人が考えている地球は
違うようです。

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