ドイツのドレスデン工科大学とリトアニア・ヴィリニュス大学の研究チームが、
鶏の有精卵にレーザー光線を当てて、
オスメスを見分ける技術を開発しました。

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この技術は、
孵卵器で暖めはじめて4日目の有精卵に
赤外線レーザーを照射します。

胚の中の血液の蛍光の具合から
オスとメスを判別します。


研究チームが
有精卵を使ってオスメス判別試験をしたところ、
95%の確率で正しくオスとメスを判別することができました。


現在は、
養鶏業者らが簡易に使える機械を開発中です。





現在の採卵養鶏では、
生まれてきた雛をオスかメスか
専門の鑑定士が選別していき、
卵を産まないオスの雛は
そのまま殺処分されてしまいます。


日本だけでも
年間推定約1億羽のオスの雛が
孵化した直後に無慈悲に殺処分されているのが現実です。

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世界中では
すごい数のオスの雛が
殺処分されています。


生きたままゴミのように圧縮機で潰したり、
生きたまま粉砕機に放り込まれたり、
まとめてガスで殺したり・・・。


卵の早いうちからオスメス判別できれば
少なくともこのような生まれてすぐ殺処分という
非人道的な処置の必要が無くなります。



生まれてから選別される生後一日目のひよこは
本当に可愛いのです。

生まれてすぐに粉砕機に投げ込まれているのを
どれだけの人が知っているのでしょう。


私たちは
普通に卵を買う背景では
こんな過酷な選抜も行われているのですね。
1nationalgeographic.com


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