最近
世界各地で渡り鳥たちが
いつもの場所へ飛ばずに
ありえない場所に到着してしまうという事例が多発するようになりました。


海洋生物たちも
いままでいないはずの海域に現れています。


気候の変動が大きく影響しているようです。

渡り鳥のように
ジェット気流の異常で航空会社も大きな影響を受けています。

1430352062984traveller.com.au



ジェット気流とは、
対流圏上層部に発生する強い偏西風の流れのことです。

飛行機が、ジェット気流に乗ると追い風となり、
燃料代を節約でき、飛行時間も短縮できるようになります。

逆の場合は
この気流を回避する必要があるために、
最短距離コースから大きく外れたルートをとる場合もあります。

現在
地球規模の気温の上昇の影響で
ジェット気流の速度が増しています。




米国リーディング大学の研究チームは、
CO2 排出量が 2倍になり、気温が上昇した場合に、
ジェット気流がどのように変化し、
飛行時間にどのような影響を及ぼすか、
ロンドン-ニューヨーク間の航路を
コンピュータ・シミュレーションを使って解析研究しています。


erlaa1234f1_lriopscience.iop.org


その結果、
ジェット気流は平均15%も速度が速くなることが示され、

この影響によって、
ロンドン発ニューヨーク行きの航行便の飛行所要時間は 7 時間、
ニューヨーク発ロンドン行き航空便の飛行所要時間は、5 時間 20 分で飛行可能となるという結果がでました。

東回りフライトと西回りフライトを90便シュミレーションした結果では、
飛行時間に現在よりも数分の差が現われます。
erlaa1234f3_lriopscience.iop.org



 気温の上昇によって
大西洋横断航空便の全便を積算すると、
飛行時間は、今よりも年間2,000 時間多くなります。


それは
燃料代にして約 24億円の負担増加となります。

さらに、
その余分な飛行時間に大気中に放出される CO2 の排出量も 7 万トン増加します。
これは、英国の一般家庭 7,000 件の1年分に相当する CO2 量です。

 
航空会社が負担する燃料代は、
航空代金の値上がりで補うようになることが予想されます。


地球規模の気温の上昇によって
ジェット気流の速度が増すことになり
私たちの旅行費用にも影響することになるのです。


さらに問題なのは
この気温の上昇によって
空気の密度は低くなり、翼が生み出す揚力が小さくなることです。

米コロンビア大学の研究チームは
今後数十年のうちに、
特に猛暑日の暑い時間帯には、
航空機の最大積載量の10~30%まで、燃料・貨物・乗客を減らすか、
気温が下がる時間帯まで離陸を待たなければ
飛行機は離陸できない事態になる可能性があることを警告しました。

すでにこの初夏には、
米国アリゾナ州のフェニックス・スカイハーバー国際空港で、
気温が49℃に達し、
安全基準を上回ったことから
43便の飛行機の離発着を見合わせる事態が起きています。

世界各地の空港の最高気温は
2080年までに年平均4~8度上昇することが予測されています。

気温の上昇で
さらに飛行機代の値上げとなることでしょう。


これに加えて
このまま気温の上昇が続けば
海面上昇により世界の主要空港の中には水没する空港も出てくるかもしれません。


あらゆる事象が
繋がっています。



こちらも
ひかたま:温暖化と糖尿病の関係
ひかたま:地球温暖化から桜を守るクマさんたち
ひかたま:温暖化とホッキョクギツネ
ひかたま:増える異常気象と減る報道
ひかたま:北極圏の異常高温
ひかたま:氷河の後退と消失:南極編
ひかたま:変化する南極:英国の南極基地一時閉鎖


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。

人気ブログランキング