南極でも
ここ数年大きな変化が次々と起きています。


英国の南極基地「ハレー基地」は
ブラント棚氷の上に設営されています。

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横に長い構造です。
いつでも容易に移動できるような構造で、
各施設ごとに油圧式の脚と
その脚には雪上スキーが設置されています。
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上から見ると
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このハレー基地から
数十kmほど内陸に入った地点で、
2016年10月31日ハロウィンの日に、
棚氷の巨大な亀裂が発見されました。

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約40kmにも及ぶ亀裂です。

発見日がハロウィンだったので、
ハロウィン・クラックと呼ばれています。

図の右上の部分です。
halowintelegraph.co.uk

その後さらに、
ハレー基地の西側にも
大きな亀裂が発見されました。


亀裂の動向は予測不可能ですが
進行すると
基地が分断されてしまう怖れも出てきました。

南極は、
南半球なので
今が夏です。

夏が終わると、この地域は飛行機は使えなくなるために
冬季の避難が困難で危険になります。

英国南極調査局は、
現在南極各地で相次いで発生している亀裂が進行する可能性が高いために
ハレー基地を
一時閉鎖して
今のうちに23km内陸へと移設しすることになりました。



現在の南極の棚氷の亀裂は
予測不可能なのです。


英国では
ハレー基地周辺を
英国領南極地域と指定して、
その領有権を主張しています。

近い将来は、
大きな棚氷の崩壊もあり得るかもしれません。





その対岸の南極半島の東側にある
「ラーセンC棚氷」にも巨大な亀裂があり
急激に拡大しています。


ここも近い将来
崩壊することが予測されています。


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すでに
1995年にラーセンA棚氷が崩壊、
2002年にラーセンB棚氷が
突然崩壊しています。


 ラーセンC棚氷が現在せき止めている氷のすべてが
海に入った場合には
海面は10cm上昇すると推測されています。



現在南極で雪と氷に覆われていない場所は
1%もありません。
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でも
雪と氷が大きく変化して
2000年以降、
氷が融けて形成された湖が
約8,000ヶ所
出現しています。

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古代遺跡と思われるような構造物も
衛星で確認されているようです。

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ピラミッド
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